2011年04月27日(水) 辱めの証。 |
妻も娘も寝静まった夜夜中にテーブルの上に手鏡を置き、毛抜きや小型の鋏でもって女々しくも眉を整えていたのですが、眉間の皺。眉間に一本大きな皺が刻まれている。目を見開いたり細めたり微笑んだりなんかしたが眉間の皺を消えない。そうなると私は平生より眉間に皺を寄せて生きているということになる。気難しい人に思われているのではないかしら。保育園の保母さん達は、いやに丁寧に話し掛けてきて私の顔色を窺っているようなところがある。私は誰からも見下され、虚仮にされながらて生きていたい。何が勝利だ敗北だ。嘲弄が怖くて強がって、根かぎり取捨選択して合理化したものが真実であるならば、私はそれを支配と呼ぼう。眉間の皺は支配に屈した辱めの証。せめて眠る時は消えていてほしい。何処から何処までが支配なのか毎日甚だ不明瞭だ。 |
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