2005年03月30日(水)
AM11:00、化粧してたら。
メール。開封。仔犬くんから。 「ランチとか出れません?」 ・・・今日のですか? あと45分でINしなきゃいけないやつですか??
事情を聞いて、13−16時で働くことに。 それはいいんだけど、店長があと2日で転勤(という名の降格)だからかいつも以上に働かなくってひとりでキレ気味で。 そしたら仔犬くんに「楠さんなんか怒ってません?」「やっぱ怒ってるでしょ??」って3回くらい聞かれてしまった。 気を使わせちゃったかな、って思って「仔犬くんに怒ってるんじゃないよー」とは言っといたけど。
だってあたし16時UPなのに、15分もすぎてから「引き継ぐよー」って言ってくるってどうなのよ?! そっちが頼むから今日急に入ったんだからもうちょっと申し訳なさそうにしてよって感じで。 しかも引き継いだはいいけど全然回せてなくって(仔犬くんと店長だけだから余計に。あ、仔犬くんは勿論自分の担当は回せてるんだけど)、結局あたしがやってるし!みたいな。 おかげでUP作業がなかなか進まなくってむかついてたら。
スーツ姿(!)のNくんがご来店!!
って言ってもシフト出しに来ただけみたいなんだけど。 けど後になって分かったのは、このときNくんはあたしにメールをくれてて「今面接終わったから時間あるならスーツで会えるからすぐ連絡して」って言ってくれてたんだ。 あたしは働いてたから当然そのメールを読んですらなかったんだけどね。 スーツ姿のNくんはずっと見たい見たいって騒いでたのはあたしだから、かなりうれしかった☆ でも見るだけじゃなくってちゃんとデートとかがしたくって。
とにかくNくんは、返信がないからもしかしたらあたしが働いてるのかもって思って、通り道だからってわざわざお店に寄ってくれたらしい。
え、それじゃあ今日はNくんと一緒に帰れるじゃん☆ スーツのNくんと一緒にごはん食べて、サッカー見て、久しぶりに2人でまったりできるかも!!
って、そこまでは良かったんだ。
なのに、知らないうちに店長がNくんに交渉して。 店長が外に行っちゃうとヘルプの人とクルーの子の2人しかいなくて、仔犬くんも17時UPだから店長が戻ってくるまで働くってことになってしまった。。。
なにそれー、とか思いつつも店長だってサッカー始まるより前には戻ってくるだろうってことで1人勝手にしぶしぶ了解。 そんなこんなで気がついたら17時過ぎてて、結局仔犬くんと一緒のUPになってしまった・・・。
さらに、急にIさんがお店に来て。 しかも今日はIさんのお誕生日(!)なので、仔犬くんと急遽お店の材料でデコレーションケーキを作ることに。 もちろん店長がいないうちにねっ☆ 作ってたら、子犬くんわりとこういうの凝るタイプなんだなって思った。しかも昔より絶対スナッカー作るの上手くなってるよ! 成長したなぁ・・・ってうれしくなって、こういうの親心っていうのかな(笑)。
でも作ってる間、Nくんは普通に働いてて後ろとか横とか通って。 たまに話しかけてくるんだけど、あたしはやっぱり気まずくってそっけない態度をとってしまった〜。。。 だって、なんか苦手なんだもん。こういうの。 Nくんの前で仔犬くんとわいわいやるのも微妙なのかなって思ったけど、仔犬くんとはいつもこんな感じだから今更変えるのもおかしいし。
とりあえずケーキは完成☆して、Iさんも喜んで食べてくれた。 それからっ、今日急に入ってくれたお礼とか言って、仔犬くんがこの前話してた、うちのお店で売ってるあの緑の宇宙人(未だに名称不明・・・)を買ってくれたっ! わーい、ほんとにうれしいよー!!
この間、あたしが仔犬くんにもらったボールペンをなくしちゃって(結果的に言うと見つかったんだけど)半泣きになって「また新しいの買ってくれるよね??」って聞いたら「うわっ大きく出ましたね〜。まぁいいですけど〜」って言ってくれて。 そのときにも思ったけど、仔犬くんはなかなかそのへん気前良くていいな♪(たかってるだけだろとか言わないで・・・)
でもレジ打ってもらうのは他のひとに頼まなきゃなので。 営業中のFさんを邪魔してしまった。ごめんなさーい。
買ってくれたのはうれしくって。 でも仔犬くんはコンビニの面接にこれから行かなきゃいけないとか言ってて。 え??って思って(しかも約束の時間もう過ぎてるし!)。 まぁそのへんは後日聞くことにしたんだけど。
Iさんが一緒に帰ろうっていつもみたいに言ってきたから、断る理由もないから送ってもらうことに。 んーまぁNくんとは後で会えるからいっかって感じで。
でも、最終的に。 店長は20時すぎまで戻ってこなかったらしく、Nくんもその後はすぐに帰ってサッカー見てたってメールが試合終了後に来た。 結局一緒に見れなかったよ。っていうかマトモに喋れなかったよ!って思って電話してみる。
最初はお店の話とか、店長の話とかをしてたんだけど。 それが就活の話と絡んだあたりから雰囲気が悪くなってきて。
だいぶ前から分かってたことなんだけど、最近はお店に対する考え方がNくんとはだいぶ違うんだ。 でもあたしは、Nくんの意見は当たり前のことだと思うし、別に反対してるわけじゃないんだけどNくんにはそう聞こえてしまったらしい。 「こういう考え方はダメなの?」って言われた。
「ダメなんて1回も言ってないじゃん。ただあたしとは意見が違うなって思うだけ」 「それで結局何なの?なんか言いたいことがよくまとまってない感じ。オレにどうしろって言うの?」 「そんなこと言ってないよー。でも、Nくんこの頃お店の話とかしても前ほど楽しそうじゃないから、Nくんとはバイトの話あんまりしないほうがいいのかなって思うの」 「それは最近あんまり入ってないんだからしょうがないよ。今バイトしてる場合じゃないし」 「でもNくんの考え方が変わっちゃってて、あたしはNくんについてけてないんだよ」 「変わったってどういうこと?ついてくって何??そんなこと言われてもオレはこうだし、そこは知ってもらうしかないよ。とにかく店に人がいないのは店長がいけないんだし、オレも今は元カノと付き合ってたときみたいに自分の時間を犠牲にしてまで店に貢献する気はないから」 って感じで、話は堂々巡り。
「だいたい深く考えすぎだよ。さっきからオレががんばって明るいほうに話を持ってこうとしてるのに、ずっとぐるぐる同じこと言ってて。そういうのってはっきり言って重いし、疲れる」 Nくんのどこか突き放したような言い方に、自然と段々無口になってくあたしがいて。
「オレはこういう考え方なの。幻滅した??」 「・・・そういうわけじゃないけど・・・あたしは、今までバイト先でのNくんしか知らなくって、そのNくんと一緒にいるのは楽しいと思ってたけど、でも今Nくんがそういう風に変わっちゃってるんなら、Nくんのことがよく分かんなくなるよ・・・」 こういう言い方が、Nくんには「じゃあオレと別れたいってこと?」ってずっと思わせちゃったみたい。
「でも分からないから付き合うわけでしょ?これからもっとお互いのこと知ってけばいいじゃん。それじゃダメなの??」 「だけど、あたしはもうちょっとNくんのこと分かってると思ってたんだもん。それに、Nくんもあたしのこと分かってくれてると思ってたし。分かってないんだったら付き合えないでしょ??」 思わず、この前告られた先輩のことを口に出してしまった。 だってNくんはあたしのこと分かってて、それで好きだって言ってくれてるって思いたかったから。 「だからー、そんなの付き合ってからわかればいいじゃん。知らないとこ見せようとしてくれればいいよ」 「じゃあNくんはあたしのこと分かってくれてるんじゃないってこと??」 「・・・少なくとも、分かってるつもりではいるけどさ、オレは」 「・・・あたしのこと分かってないんだったら、なんであたしと付き合おうとか思えるわけ??」 「そんなのさ、あっ好きだなって思ったから付き合いたいって思うんじゃないの、普通は」
あたしずっと引っかかってたんだ。
あたしはNくんのこと、前に好きだったひとのことを最大限好きだったときよりは、好きなわけじゃない。 冷静な判断できなくなるほど、他のこと何にも手につかなくなるほど、好きなわけじゃない。
だけど、2年以上も知りあいで、Nくんのこと結構分かってるから。 だからNくんのこといいやつだって思ってたし、楽しく付き合えるかなって思ってたんだ。
でもさっき、あたしはNくんのこと全然分かってないって思って。お互いに知らないことばかりだって気づいて。
だったらあたしがNくんと付き合う理由ってなんなんだろう?って、思っちゃったんだ。
「あのね、この前友達と喋ってて、そういうことは絶対言っちゃダメだって怒られたんだけど」 「何?」 「あたしたちってさ、付き合ってる意味あるのかな・・・なんて」 「あぁ〜・・・確かにあんまり会ってないしね。でも今はしょうがないじゃん」 「そうだけど、さっきからずっとそればっかりだよ」 「別に付き合ってる意味なんていらねーじゃん。ていうかさ、さっきも言ったけどお互いにもっと良く分かるために付き合うっていうか。それじゃダメなわけ?」 「ダメじゃないけど・・・うーん、そうなのかなぁ」 「言ったらダメだって言われたの?」 「うん、男はそういうこと言われたくないって」 「まぁ確かにショックだったけどさぁ・・・」 「でもね、あたしはNくんとはずっと友達で、お互いバイトやめちゃったら会うこともなくなっちゃうのはさびしいなとはずっと思ってて・・・」 「うん」 「けど、今年になって一緒に色々遊んだりしててね、思ったのはね・・・」 「やっぱり友達としてしか見れない」 「そんなこと言ってないよ」 「そうなんだろ?はっきり言いなよ、いいって」 「そんなこと言ってないって言ってるじゃん!」 「だってそういう沈黙の仕方されるとさ、こっちとしては先読みしてそういう風に考えるじゃん」 「そうなの?ごめん。そういうんじゃなくって・・・だから一緒に遊んでて、前よりもNくんのこといいなって思ったよ」 「うん」 「っていうかさ・・・じゃあNくんはあたしと付き合ってることに意味はあるって思ってくれてるってこと?」 「ん、そうだね」 「そっかぁ・・・そうだね、ん。これから色々分かってけばいいのかな」 「そうだよ」 「うん、分かりました。ありがとう。明日昼前からバイトなのにごめんね。お詫びに朝起こすから」 「それじゃお願い。また明日ー」
長い電話だった。 切ったのは2時前?
話してる間、2回くらい、これはもう終わっちゃうのかなって考えた。 あたしが一方的にNくんに見切りをつけるみたいな形になっちゃいそうだったけど。 でもNくんは途中怒ったりもしてたけど、ちゃんと話を聞いてくれたし。 理解しようって努力はしてくれたし。 何より電話、切らないでいてくれた。 あんなにイヤな雰囲気になっちゃったのに。 それがいちばん、うれしかった。
やっぱりね、あたし。 自分に自信がないし、気持ちなんて急に変わっちゃうものだっていう考えが消せないから。
たまにでいいから、「好き」って言葉がちゃんと欲しいんだよね。 楽しく話してるのもいいけど、体の一部だけでも触れ合ってたいんだよね。
ごめんね、こんなコで。 ごめんなさい。 でも、これからも仲良くしてください。
最近きみのことを考えてると脳内BGMが「大好きだよ。」になってしまう。
あたしが欲しかったのは、言葉。
「好き」 「これから付き合って分かっていく」(=別れるつもりはない) 「地元で就職するかこっちで就職するかわかんないけど」(=もっとずっと一緒にいられる)
これを言ってくれたから、漸く電話を切る気になれた。 すごく女々しいなって自分でも思うけど。 並べてみると、すごくはっきりすっきりするね。
でも、恋愛面だけじゃなくって。やっぱりNくんって年上なんだなって実感したし、尊敬したし。 元気もらった。 すごい、あたしって正直あんまり周囲のひとから元気もらったりしないのに! Nくんのおかげだよ、ありがとう。
早くサクラ咲くといいね。 手をつないで一緒に見に行こうね。
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