推 定 乙 女。



その声は反則だってば。

2005年04月21日(木)

偶然というか中国人の女のコと仲良くなった。

2人で話したのは1時間足らずだったはずなのだけど、ケータイの番号まで交換してしまったのは、お互いに重複するキーワードが幾つもあったからだと思う。


アジア。
海外生活。
第二言語習得。
横浜在住。
就活。
仕事と遠距離恋愛。・・・と、結婚(苦笑)。



思えば、Nくんのことこんなに具体的な言葉にして喋ったのは初めて。
なんだか気恥ずかしかった。
でも初対面でこんなこと話しちゃうなんてね。
弱ってるのかな・・・あたしも。



帰宅途中でNくんに電話してみた。
すぐ出てくれたけど、友達(N田くん含)と遊んでるみたいだったからほとんど喋らないで切っちゃった。
そういえば昨日発売のゲーム買うっていってたから、それやってるのかなって。


でも、電話でて「どした?」って言ってくれて。
「もしもし」とか「何かあったの?」じゃなくて。
他人行儀じゃなくて、まるで保護されてるみたいな。
迷子になった小さな女のコの顔を覗き込んで頭をなでてくれてるみたいな言い方。

それでまたその声音がなんか、バイト先で喋ってるときとか、外で遊んでるときとは違う声。
2人でいるようになってからたまに聞くようになった、あの柔らかい低めの声で。


なんだか、あたしはNくんの内側に入れてもらえたのかなって感じがして。
話せなくてもそれでもう十分、満足しちゃったよ。
うれしかった。




そんな気分のまま、家に帰って。
お部屋でのんびりしてたら。


22時過ぎ、N嶋くんからのメール。
開封。
・・・なんだこれ。

いつもの意味なしスカイメール。
「イタメールやめてくださいっ」て返してみたけど返事がおかしーい。
酔ってんのかコイツ?
数回メールをしたところで、着信。



今まで飲み会だったんだって。
・・・やっぱ酔ってやがったか。
いつも通りチャリ漕ぎながら電話してるみたいで(だからあたしはよく「変態さん電話みたいだよー」って言うんだけど)、うちの前通るから出てきてよー、とか言われる。

一瞬迷ったけど。
Nくんに会えなかったからN嶋くんに会ってガマンするかー(笑)、とか思い直して出てくことに。




うちの前の公園のベンチに並んで腰掛けて1時間くらいお喋りした。
内容は相変わらず、バイトの話ばかりだけど。
いかにお互いの尊厳を傷つけるかに命賭けてるみたいな会話で。


だんだん寒くなってきたから、一緒にボスの「お仕事中」を探しに行って。
コーヒーでまったりしてから解散。




改めて思ったのは、N嶋くんはやっぱり女のコなら誰とでも仲良くして、こういう風に急に電話して遊んだりできるタイプなんだろうなって。
別に今日特別何かを言われたわけじゃないけどさ。
でも、初めて一緒に帰ったときに言った「ちゃんと本当に好きな女のコとかができたら、もっと分かると思うよ」って言葉、あたしはずっとN嶋くんに対して思い続けてるよ。
そうすれば、次に付きあう女のコ見つけてから別れるだとか、そんな表面上のレンアイなんて絶対しようと思わなくなるよ。
おせっかいだから口に出しては言わないけど、今日は終始そんなことを考えてた。
あたしなんかと適当に遊んでる場合じゃなくてさぁ。
確かにあたしは、ガード弱そうかもしれないけど。30目前の彼氏ナシOLみたいに、捕獲率90%以上に見えるかもしれないけど。
でも意外と、きっぱりしてるとこはしてるからね。
(ていうか今はNくんがいるし)
本当に好きなひと相手にじゃなきゃ、流されないからね。
このごろよく思う。
きみがほんものの弟だったら面白かったのになぁ・・・。

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楠都奈 [MAIL] [HOMEPAGE]

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