推 定 乙 女。



それ以上残酷で優しいものはない。

2005年07月27日(水)

あれからまた色々考えた。
(警告:またドロドロしてます。長めです。)



今日は久しぶりに、中学の頃からの友達と会って。
カラオケ行ったり、漫喫行ったり(初体験だよ!!)したんだけど。



なんだかみんな、やっぱり根っこは変わってなくって。
どんなに連絡取ってなくても、会うとすぐ昔のテンションに戻って話せちゃうところが何ものにも代えがたくいいなぁと、思った。
癒されるってこういうことなのかもって考えたりもして。



それと、Nくんのこと。
バイト上がってから、3週間ぶりくらいにメールして。
お祭りのことで。
即行断られるんだろうな、それも仕方ないな、なんて思ってたのに返事はちょっと予想と違ってて。
でも気分的には、あんまり乗り気じゃないみたい。
それから、取ってつけたように(?)、「物返しに行きたいんだけど明日の夜はどう?」って聞かれて。

正直、あたしはこっちから連絡しなければ向こうはそんなこと言ってくる勇気だとか根性だとか実直さ、誠実さはないだろうなぁって考えてたから。
あぁ、やっぱりかって感じで。
でも「明日の夜はバイトだよ。あたしはもう気にしてないけどお祭りはNくんが行きたくないなら仕方ないかなぁ」。
そう返してみたけど、そこから連絡はない。


なんだそれ。
さっさと片付けたいんなら、そのくらい多少強引でもさっさと決めろよー。
また少し苛ついた。
もちろん、あんまり乗り気じゃないなんて言ったNくんにも、また傷ついたりしたけど。
「あたしはもう気にしてない」って言葉が、気に入らなかったのかなぁとか。
そっちがめんどくさいって言ったくせに。これだから男のヘンなプライドって嫌だ。
ああもう、折角頑張って色々と良い方に考えてたのに、またNくんのこと嫌いって感じてしまいそう。


そんな気分のところに、その中学のときの友達から「オールするけど来ない?」ってメールが来たから。
最初はすごいテンション低かったし、胃酸も逆流する感じで胸が痛かったけど、気分転換してみるか!と思って行くことにした。
何より漫喫初体験だしっ♪


漫喫は、予想以上に充実してて楽しかった!
初めて健康ランドに来た子供みたいにはしゃいでしまった☆
だって漫画だけじゃなくて雑誌もDVDもあるし、ネットもゲームもあるし、バン○イチャンネルでダムも見れるし、個室だし、椅子はリクライニングがついてるし、とにかくかなり盛りだくさんな内容なんだもん!!
ぁー、テンションが高いときにまた来たい!つーかこれはひとりでも来てみたいかも☆って思った。
でもってまた、Nくんとも漫喫行こうよなんて話してたなぁなんて、余計なことまで思い出してしまったけど。


個室は、横のドアが開けられるようになってたけど適度に遮断されてて、漫画を楽しむためにはもちろんその時あたしの気分からしてもちょうど良かった。
だって、みんなの顔見て話したりしてたら思わずグチっちゃいそうだったし。そこまで周囲見えてないヤツにはなりたくないし。



とりあえず、ナイトパック使って漫画は十数冊読んだ。
アニメもちょこっと見てみた。
だけど最初選択を間違えて、「恋カタ」とか読んじゃったから自分で傷口に塩を塗りこむようなことをしてしまった。
現実の他人の惚気より、ご都合主義な少女漫画恋愛のほうが今はイタイ。。。
それから、明け方近くに「ブラックジャックに〜」なんて選択したのもキツいものがあったかも。
ただでさえテンションが最大におかしくなる時間帯に、あんなどす黒い話読んでたら・・・なんだかどうしようもなく悲しくなってきた。
あたしは今まで、幸か不幸か世の中のキレイなとこだけ渡ってくればすんだから、世間のキレイなところにだけ目を向けて、そうじゃないとこは見えないフリをしようとしてるんだなぁって考えて。
だからNくんのことも、本当はどうしても感情的に許せなかったり価値観が理解できなかったりするのに、嫌いになりたくないから(その理由はどうしてなのか自分でもまだ完全には理解してないけど)頑張っていっぱい考えて、彼の言葉や行動を好意的に理解しようとしてるんだな、って改めて感じた。
そんな風に、今のあたしはどうしてもNくんと結びつけて考えてしまうんだけど、それを抜きにしてもすごく考えさせられる漫画だと思った。
「医者だって人間なんだから完璧じゃない」っていう忘れがちなごく当たり前のことに気づかせてくれる。
それは、価値観の逆転っていう意味で森博嗣の強調してることと似ているなぁって思った。
「命は大切」「努力は報われる」
そんな、教育によって植え付けられた、現代の社会システムを維持していく為だけに都合の良い価値観に疑問を投げかけているところが。
とてもあたし好みだと思った。


逆に「だめんずうぉーかー」なんて見事に傷口抉るかと思いきや、そうでもなかったり。
寧ろ「みんなあたしより段違いにヒドイことされてんなぁ・・・」なんて同情して、自分の中の優越感が回復されたりした。
だって、あたしの場合はあたしにも結構悪いところがあって、相手も人間だからそれに対して冷静・誠実には応えられないって感じだけど、「だめんず」の場合は本当にどーしよーもない!男ばっかり揃ってるからね。
あんなの男じゃなくて女友達だってヤだよっていうか。とにかくお近づきになりたくない。
あたしだったらそんな経験したら人間不信になっちゃうだろーなって思う。
それも、ある意味でまた「あたしが経験しないで済んできた社会の汚いところ」なのかもしれないけど。

それよりも、対談にあった「他人を救えるなんて思うべきじゃない。自分のことも救えないのに。それでも、この人と一緒ならいいと思って、一緒に落ちていくことはできるけど」っていう言葉がすごく印象的だった。
あぁ、あたしよく「この人はすごく社会的に欠けてるところがあるけど、あたしだけは理解してあげられると思うし、だから理解しなきゃ」なんて思ってしまうんだよね。
それで勝手に「救ってあげてる」なんて、自己満足してしまうんだよね。
そういう傲慢なとこあるんだ、ほんと。
だからNくんも「なんでそうやって勝手に決め付けるの?」って、怒ったんだと思う。
それでも彼の場合はやっぱりどう言い繕ってみても、単なる逆ギレだったけどね(笑)。


そんなこんなで。
マックでちょっと恋愛観話をしてから。家に帰ったのは8時過ぎだったかな。
それから夕方まで寝ちゃうかもなんて予想してたのに、なぜかお昼には目が覚めてしまって、こーやって日記を書いてたりする。
予想通り胃酸は逆流しまくってすごい状態になってますが☆


まどろみながら、今ここに書いてきたよーなことをずっとつらつらと並べては考えてて。



結論。
やっぱりNくんとは、もうしばらく時間を置いたほうがいいのかもしれない。



それは一緒に働いたりメールしたりしてて感じた、(向こうが決めたのに、でもある意味ではあたしが決めて後悔したくないから向こうに言わせたんだけど)Nくんのほうがまだ心の整理がついてないのかな、っていうのが理由としては変わらず第一にあるんだけど。

そうじゃなくて、あたしの為にも、時間を置いたほうがいい気がしてきた。



だってあたしだって、やっぱりまだ無理してるんだよ。
「人の気持ちだけは変えられない」って前の恋愛で痛いほど経験したから、理解するのはそんなに難しくなかったし取り乱したりもそんなにはしなかったけど。

でも、頭で理解するのと、ほんとに納得してココロの中の然るべき場所に収まるのって、全然違う。



本当はね、1日でも早く、Nくんと前みたいな関係に戻りたいんだ。
何も余計なこと考えないで話がしたい。
仲良くしたい。
Nくんの話で笑いたいし、あたしの話で笑ってほしい。




だけど、今は無理なんだろうな、って。
予感?みたいなものがする。
それはお互いに良くも悪くもそこまで「大人」じゃないからだろうけど。



きっと今のあたしは、「Nくんと友達として仲良くしたい」っていう自分の欲求を満たすためだけに動いてしまうから。
そんな気持ちでいくら彼に話しかけたって、きっと迷惑なだけだし、結局同じ言葉を繰り返すだけでまた押し付けがましくなってしまうと思う。
しかも彼も、何だかあたしの知らないところで傷ついてるような(というかあたしが傷つけてしまったというべきなのかな?)気もするし。
なんだかポジティブに(Nくんのこと完全に忘れたよ!って)動いてもネガティブに(やっぱりNくんとやり直したいの。だめかな?って)動いても、Nくんを苛立たせて疲れさせてしまう予感。
いちばん過敏になってしまう時期なのかもね。



だから、お祭りも、Nくんとは行かないほうがいいんだと思う。
なんだか「絶対に嫌だしダメ」な雰囲気ではなかったけど、そのほうが良いんだろう。
だからガマンしなきゃ。


その代わりというか、ふたりで会って直接話すのも、イコール物を返して過去を清算するのも、もう少し待ってもらおう。




今のふたりには時間が必要。

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楠都奈 [MAIL] [HOMEPAGE]

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