にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2003年10月06日(月) アナログ夫婦

今日は、いつもよりだいぶ早い時間に帰宅しました。

自宅の玄関前に着いたけど、

なんだかふだんと様子が違います。

そう・・・門灯が点いていなかったのです。

点け忘れたのかな?と思い中に入ろうとすると、

鍵がかかっておりました。

中を覗くと、家の中も真っ暗・・・

こんな時間に誰もいないなんて、我が家では滅多にないことです。

まさか、家族の誰かに何かあったのでは??

いや〜〜〜な予感がいたしました。

すぐさま合鍵で家に入り、台所に直行します。

するとそこには、調理途中のカレー鍋と、

炊飯前のお米がザルに上げてありました。

まるで何かに慌てて外出した後のような・・・・・

わたしのいや〜〜〜〜〜な予感は、

にわかに現実味を帯びてきたのです。



家族に何かあったのなら、携帯に連絡が入っているはず。

すぐさま着信を確認してみましたが、何も残っておりませんでした。

わたしは最悪のシナリオを想定しました。

母が倒れる→父が慌てて救急車を呼ぶ→ゆえに家の中はカラッポ

超アナログ人間の、ぴょん父のことです。

わたしの携帯番号なぞ、たぶん知りません。

いえ、知っていたとしても、

携帯に連絡をすることさえ思いつかないかも。(; ̄- ̄;)



どうしよう。

弟なら何か知っているかも。

弟の携帯へ連絡を入れようと思った矢先です。

突然、家中に電話の音が鳴り響きました。

おそるおそる受話器を取ると、案の定、父の声が・・・

「どうしたの?何かあったの?」

・・・・父の応えは、こうです。

母を、行きつけの眼科へ送って行ったら、

待ち時間が、えらく長くかかってしまった。

今から帰るので、すぐ食べられるようにカレーを作っておいてくれ。

((○( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄メ)ぷるぷる

「遅くなるなら置手紙くらいしなよ〜〜」

・・・・ほっとしたと同時に、わたしは無性に腹が立ちました。



決めました!

遅まきながら、両親に携帯電話を持たせます。

わたしはふたりに、過去何度も、携帯の購入を勧めているのです。

けれど彼らは、そのたびに娘の提案を蹴っていたのです。

頑固者の父は、「そんなもんなくても生活できる」って、反対するでしょう。

母もきっと「持ち歩くのが面倒だ」って、ぼやくことでしょう。

けれど、今度という今度は絶対に決めました。

嫌といっても、無理やり持たせるつもりです。

ええ、ふたりが何と反対しようと。

子供や若者のおしゃべりに、

携帯は、必ずしも必要と言えないかもしれません。

けど、老境に踏み入れた彼らこそ、携帯は持たねばいけないのです。



昔かたぎも、ほどほどにしてもらいたいもんだ・・・・

もう若くもない娘は、

ひとりぼやいていましたとさ。







ぴょん

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