にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2004年01月10日(土) 可愛くないひと

長い一週間でした。

正月明けの一週間って、永遠かと思うほど長いです。



仕事が終わり、わたしはいつものように、

ほっとした気分で駐車場にむかいました。

すると後ろから、誰かがわたしを呼び止めました。

声の主は、同じ会社の△さんです。

「ちょっと相談したいことがあるんだけど、いいかな」

△さんとは、特に親しいわけじゃなかったので、

なんでわたしに??と、疑問が残りましたが、

とりあえず話を聞くことにしました。



彼は、会社の人たちに嫌われてるんじゃないかと悩んでいたのでした。

わたしは内心ちょっと困ってしまったのです。

だって・・・・・・・

ほんとは、彼、嫌われてましたから。(; ̄- ̄;)

変わり者で、キレると何をするかわからないというのが、

社内の評判でした。

けれど、さすがにほんとのことは言えなかったので、

「そんなことはないと思うよ」と答えておきました・・・

単なる噂なので、彼が事実キレやすいかどうかは、知りません。

悪い人じゃなさそうだし、わたしは嫌いじゃなかったけど。

・・・・ただ、彼はちょっと常識ハズレというか、

何を考えているのかわからない部分があったので、

警戒して、敬遠していたというのが、

わたしの本音です。



「僕のどこがいけないんでしょうね?」

彼は真剣に悩んでいました。

そして、社内の人たちと親しくなろうと、

必死に彼なりの努力をしていたのでした。

どんな言葉をかけてあげるべきか、迷いましたが、

彼には、こんなことを言っておきました。

「自分を嫌っている人のことなんかどうでもいいじゃん?

べつに意地悪されてるわけじゃないし。

理解してくれる人が一人か二人いれば、それで充分だと思うよ?」

・・・・・さりげなく、自分の意見を語ったつもりでした。



けれど、彼と別れて帰路に着きながら、

こんなことを思ったのです。



周りの人たちに溶け込もうと、

嫌われながらも、一生懸命努力している彼に比べ、

わたしはなんて傲慢なんだろうと。

人に好かれる努力なぞ、これっぽっちもしてないくせに、

嫌われても構わないなんて、強がっている。

わたしって、わたしって・・・・・

もしかして、おそろしく可愛げない女なのかもしれないって。

いつのまに(元から??)こんな強気な女になっちゃったんだろう。



なんだかそんな自分が、

ちょっぴり悲しく思えてしまったのでした。


( ̄ω ̄;) ブヒ〜


ぴょん

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