にっき日和
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温暖なこの地方にも、連日寒波が押し寄せています。
きりりと冷える冬空の下、
通勤の車を走らせていると、
ああ、冬の底にいるんだなぁと実感するのです。
帰るおうちのある、わたしたちはいい。
この季節、ハトやすずめや野良にゃんこたちは、
いったいどうしてしのいでいるのでしょうか。
そう、わたしはというと・・・・
あいかわらず忙しい毎日を送っております。
ええ、辛いことや泣きたいことは、それこそ連日てんこもり。
できることなら、走ってトンズラを決め込みたいけど、
”意地”という名の防寒服を着込んで、
極寒の世間を疾走しているのです。
いつのころでしょうか。
わたしは梅の花が好きなのです。
今年もそろそろ、そんな季節ですね。
どの花よりも先がけて、春の兆しを告げるお花。
厳しい寒さの中、凛と咲く姿が美しいと思うのです。
きっとこのお花は、
逃げたいなんて考えたこともないのでしょう。
冬は・・・・・
まだまだ続きます。
まだまだ長いです。
ひょっとして、
人生は、季節のようなものなのでしょうか。
春があり夏があり、秋が来て冬が来る。
けれど、
ひとつだけ、異なることに気がついてしまいました。
人生の過ぎた季節は、
二度と戻らないということ。
・・・・まだまだ、冬は、続きます。
ぴょん
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