にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2004年06月11日(金) まりもの想い


台風が近づいているとのこと。

夕方、雨足が本格的になった頃、我が家に宅配便が届きました。



「これはなに??」

ぴょん母が訝しげな表情で、私に包みを差し出しました。

「ああ、これはね・・・・」

先日、別居しているぴょん弟から、荷物の受け取りを頼まれたのです。

PCを持っていない弟の代わりに、

わたしがネット販売で購入したのです。



半時ほどして、弟が荷物を取りに現れました。

ガサガサとビニールの包みを開けると、

そこには、緑色の球体がふたつ・・・・



まりもです。

しかも、野球ボールほどの大きさのでっかいやつ。



10円玉くらいの小さいものは、時々見かけます。

ワンカップみたいなガラス容器に入れられて、

北海道物産展なんかでも売っていますよね。

「天然まりもだから、飼育すればどんどん増えるよ」

暗いところで電灯に当てると、

ぷくぷく泡を吐いている様子も観察できるとのこと。

ぴょん弟は満足そうな表情で、大切に持ち帰りました。



聞くところによると、彼女の誕生日の贈り物だそうですが。

しかし・・・・・なぜに、まりも??

( ̄〜 ̄;)ウーン・・

誕生日のプレゼントだったら、アクセサリーとか香水とか、

若い女の子の好みそうなものは、他にいろいろあるでしょうに。

あちこちのペットショップを探したけど、

どこにも売っていなかったと言っていました。

ぴょん弟は、小さい頃から変わり者でありましたが、

わざわざそんなものをリクエストする彼女も、

ふつうより、かなり個性的ということなんでしょうか?(笑)



とはいえ・・・・

まりもって、ちょっとロマンチックなイメージがありますよね。

まりものふるさとは、白樺に囲まれた湖。

青く冷たい湖の底で、

ひっそり眠るように生き続けているのです・・・・

たかが藻の固まり、などと身もフタもないことは申しません(爆)



弟は、彼女の喜ぶ顔が楽しみなのでしょう。

顔も名前も知らないその女の子に、

わたしは「まりもちゃん」と名づけました。

いつか、弟から紹介してもらえるといいなと思います。



雨はざんざんと、窓ガラスを打ちつづけます。

いまごろ台風は、どこを通過しているのでしょう。



雨は・・・・・

ますます強く降りだしたかのようです。






ぴょん

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