にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2005年01月23日(日) 我が家の眼鏡屋さん

眼鏡屋さんに行ってまいりました。

いつもの眼鏡に、派手な傷がついてしまったためです。

ふだん外出時にはコンタクトレンズを愛用しているのですが、

やはり眼鏡もないと不安ですから。



行きつけのお店は、毎回決まっております。

我が家は昔から、こちらのお店にお世話になっているのです。

チェーン店のお店だったら、もう少し値段が安いと思いますが、

一応医療器具だし、昔からの専門店の方が信頼できる気がするのです。



「いらっしゃいませ」

見慣れた顔が、わたしを迎えました。

上品な面差しの女主人と息子さん(と言っても、わたしより少し年上ですけど)が二人。

眼鏡屋さんなんて、めったに用があるものじゃないけど、

家族経営のお店なので、迎える顔ぶれは毎回同じなのです。



ここだけの話ですが・・・・・・(  ̄ノ∇ ̄) ̄- ̄)ヒソヒソ

このお宅の息子さんたちって、けっこうハンサムなんですよね。

お父様はだいぶ前に亡くなって、どんな方だったか記憶にないのですけど、

お母様は、若い頃はさぞや・・・・って想像してしまうほどのキレイな方です。

美形は遺伝ですもんね。。。



「実は当店、今月で開店100周年を迎えまして・・・・」

ハンサムな息子さんの説明によると、

一ヶ月間だけ全品3割引謝恩セールを開催しているとのこと。

ふむふむ、親子代々の経営で一世紀を迎えるなんて、

今時たいしたもんじゃありませんか。

そして何気なく、彼が手にした、

古ぼけたわたしの顧客カードを覗いたのです。

そこには今まで購入した全ての商品データが、

丁寧な手書きで記されていました。

「へぇ〜〜こんな昔の記録まで保管してあるんですねぇ」

いちばん古い記録は、昭和4?年・・・・・・

「 7 歳 !! 」

わたしたちは、思わず同時に声をあげてしまいました。



そうです、わたしは筋金入りのド近眼。

父に連れられ、初めて眼鏡を購入した日のことは、

今もはっきり記憶しております。

「あ〜あ、女の子なのに眼鏡なんてかけちゃって・・・・・」

残念そうな父のつぶやきが忘れられません。

なにしろコンタクトなんて普及していなかった時代ですから。



あれから30年も過ぎてしまいました。

お店の内装は、あの頃と変わらないように思いますが、

ご主人も今は亡くなり、街の様子もすっかり様変わりしています。

なんてったって、7歳の女の子が、

今じゃすっかりオバサンなんですもん〜・・・・( ⌒ _ ⌒;)

けれども、地元で代々頑張っている商店って、ちょっと素敵ですね。

お店の歴史は町の歴史、そして我が家の家族の歴史でもあるのです。

なにより彼らが、眼鏡技師として、

プライドを持ってお仕事している姿勢に好感が持てます。



再開発と称し、古い街並みが次々姿を消していく昨今ですが、

このようなお店には、いつまでも頑張ってもらいたいと思いました。










ぴょん

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