にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2005年03月19日(土) 人の振り見て


職場の休憩時間、毎日のように繰り返す、こんな光景。



「あっ、そうなのぉ・・・・・いやだねぇ・・・・」

「・・・・で、○○さんがさぁ・・・・・・」

「え〜〜〜〜っ?ほんと?・・・・・・それで・・・・・」

休憩室の片隅で、顔を突き合わせて噂話に花を咲かせます。

つい先日までは、わたし自身が噂の主になっていましたっけ。

ヒソヒソボソボソ・・・・・ギャハハハハ・・・・・

ときどき漏れ聞く言葉の端から、

社内の誰かが話題になっているのでしょう。

あまり良い話でないことは、彼女達の表情で推察できます。



ほうら、その顔・・・どこかで見たことがあると思ったら。

去年の夏、サッカーの日本人選手たちが、

中国人観客から罵声を浴びせられたことがあったでしょう。

あのときの、中国人たちの顔にそっくりだと感じたのです。

・・・・・なんてこと公言したら、

中国の人たちに叱られてしまうかもしれませんね。

悪いのは日本人じゃないかって。

(もちろんわたしだって、

それなりに歴史的背景は知ってるつもりですけど)



けれど・・・・・

生卵をぶつけた、あの顔。

罵声を浴びせた、あの顔。

はっきり言って、醜かった。

「わ〜〜〜スゴイ顔!」って、思わず声を上げてしまいました。

憎悪の表情に、国境はありません。

人が人を罵るとき、こんなにも醜悪になるのだと思いました。



けれど、わたしだって、

彼女達の気持ちがわからないではないのです。

集団で、気に入らない人の悪口を言い合うのって、

なんだか爽快な気持ちがしますもん。

正直言って、ストレスがすぅーっと晴れるような気分がいたします。

でもね、もしもそこに鏡があったなら、

そんなときのわたしの顔は、

やはり、吐き気がするほど醜悪だと思うのです。



「人の振り見て、我が振り直せ」

他人の悪口も、ほどほどにせねばと反省いたしました。

(; ̄- ̄;)






ぴょん

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