にっき日和
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今日の午後は、スーパーへ買い物に出かけました。
朝から母が日帰り旅行に出ているため、
夕食の買出しをしようと思ったからです。
「今日はカレーでいいよ」
出かけようとするわたしに、父が声をかけました。
そうだ、今年は久しぶりに父の日に贈り物なんかしちゃおうかな。
ここ数年、母の日には何かしら贈り物をしているのですが、
父の日の贈り物というのは、何年振りでしょう。
母が喜びそうなものは、容易に想像がつくのですが、
父となると・・・・・どうも思いつかないのです。
シャツ、帽子、靴、じんべえ・・・
過去に贈ったものを思い返してみましたが、
あまり気に入ってもらえなかったようだし。。。
うちの父は気難しいと言うか、
普段から口数も少なく感情をあまり外に表しません。
そう、早い話、贈り物をしても張り合いがないのです。 ( ̄ェ ̄;)
当初、町内のスーパーで用事を済ませようと思いましたが、
急遽、車で10分ほど走った大手スーパーへ行き先を変更しました。
今頃は父の日フェアをやっているはずだし、
ゆっくり店頭で考えるとしましょう。
さっそく催事場を覗いてみましたが、あれあれ??
なぜか空の棚ばかりが目に付きます。
お客さんもなく、店員がひとりディスプレイを撤去していました。
父の日の贈り物って、当日はあまり買いに来ないのかな?
思い付きで、ふらりと買いに来るお客は少数派なのでしょうか??
なんだか気が抜けてしまいました。
で、迷ったのですが、
結局カレーの材料を買う際、なにげに目に留まった、
涼しげなボトルの日本酒に決めました。
蒸し暑い夏の夕方、冷やしていただくのが美味しいと思います。
それに、これならお値段も高くないしね。
おうちに着いたら、すぐさま父に贈り物の包みを手渡しました。
「はい、父の日!おとうさん、ありがとうの日だよ〜」
「何を買ってきたんだい?」
ぶつぶつ独り言を言いながら、ラッピングをガサゴソ開く父。
けれど、わたしは見逃しませんでした。
お酒を手にしたときの父の表情。
わずかですが・・・・・ええ、ほんのわずかですが、
うれしそうな笑みが浮かんでいたことを。
ああ、おとうさんったら、こんなものがうれしかったのねぇ・・・・
ブランドのシャツや、ちょっとオシャレな夏物の帽子や・・・・
張り込んで買った服飾小物には、
憎らしいほど無感動だったくせにね。 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ
千円足らずの冷酒に喜んでくれるなんて、
長年同居している娘として、まったく迂闊でありました。
そういえば無趣味な父にとって、晩酌は唯一の楽しみでしたっけ。
そうだ、来年はお酒に、ちょっと高めのお刺身もつけてあげようかな。
父の考えることは、永遠に謎なのです・・・・・
・・・・・ところで、
ついさっき新聞の日付を見て気がついたんですが。
(  ̄ ̄∇ ̄ ̄; )ナヌ?
父 の 日 っ て 、昨 日 だ っ た の ぉ ???
実はうちの会社、先週の土曜日から3連休だったのです。
けれど、わたしは土曜日も休日出勤していたため、
うっかり月曜の今日を、日曜日と勘違いしていたのでした。
どおりで、父の日コーナーが控えめなわけです。。。
・・・・・おとうさん、間抜けな娘でごめんね。
ぴょん
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