パンドラの箱
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2006年08月25日(金) 自信。

心配なんだ。
奔放さを身にまとって、好奇心の赴くままにどこかへいってしまう君が。
笑うことはないだろう?
想いが強くなればなるほど、自身を見失って、何もかもが信じられなくなる。
疑心暗鬼に苛まれ、嫉妬心の塊になる。
そんなにおかしいかな?

じゃあ、君は大丈夫なの?
俺がどこかへ行ってしまっても。
疑ったり、嫉妬したり、そのことで狂ったりはしないと言い切ることができるの?

そうだろ?
むしろ君のほうが嫉妬深いし、疑い深いし、ネガティブな想いに支配されやすいじゃないか。

「でも」

でも?

「私は知ってるもの」

知ってるって何を?

「あなたはすでに私の一部で、私そのものなのだから、失いようがないってこと」

「そして、それは目に見える形では表せない物だから、目で見ようとすると不安になるのよ。静かに心を落ち着けて、心の目を開けば見えてくるでしょう?何もなくすものはない。何も手にしていないものはない。もう全てはそこにあるって」

「もしもそれでもまだ、不安になるのだとしたら」

だとしたら?

「それは想いが足りないからじゃない?」

ひでえなあ。

「ふふふ。だって、そうでしょ?愛は見返りなんて求めないのよ」




君はいつだってそうやって、笑いながら鋭い言葉を放つんだな。



こはる |MAIL

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