パンドラの箱
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2006年09月04日(月) 変質する想い。

「ずるくないよ。あなたの想うままにすることが一番だよ。オレのことは気にしないでいいから」

あたしの心配を装ったその便りに、欺瞞を感じた。
行間に。
並ぶ言葉に。
それは本心からの想いではないことに気付いてしまった。

「余計な負担をかけちゃったかなって」

「嘘吐き。そんなアナタは嫌い」

「・・・もー。そーだよ。ウソだよ。本当は嫌だったんだ。悔しかったんだ」

相手の気持ちが手にとるようにわかるのは、時として、残酷かもしれない。

「夕べは眠れなかった。きっとあなたの微妙な気持ちが伝わったんだ。だから眠れなかったんだ。今まで全然平気だったんだけどね」


親友は言う。

「アナタは欲張りだからさ、相手をする男は大変だよね(笑)」

確かにね。
欲張りすぎて。
ずるすぎて。
そんな自分を持て余して。
いつか何もかもなくしてしまうのじゃないかって。

でもそれは自業自得だよね。




こはる |MAIL

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