何よりも、誰よりも、一番愛しているのは、他ならぬ自分だから。彼を無条件で愛しているのは、彼が自分の一部であって、恋でも、愛でもなく、自分を愛するのと同じように愛せるからだと思う。労せずして共有できる想いは自他の壁などないから、そこには何の迷いも生まれない。そのことに嫉妬されても、こればかりはどうにもならない。