パンドラの箱
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失いたくないと、 目を閉じ、耳を塞ぎ、言葉を飲み込み、 やり過ごしてきたけれど。 それが自身の自然な想いから派生するものだと信じて、 疑わなかったけれど。
「憎悪や嫉妬、辛い想い、どれも当たり前の感情だから。自分に正直になろうよ」
そう、そうなんだ。 居心地の良さを提供しようとして、自分の事を後回しにしてきたツケが今に至る関係を、すでに抱えていながら、本来正直で素直であるべきその場所で、同じことを繰り返そうとしていた。
負の感情が生まれるのを、気付かない振りをして。 負の感情など、どこにもないと思い込もうとして。
「全てを認めて、あなたが今に至るまでの過程で、必要な出来事と認めよう」
物事は全て偶然ではなく、必然だから。 起こりうる全ての出来事は、きっとそれぞれに意味があるのだ。
「あなたはあなたの思うがままでいいんだよ。全てはうまくいくように出来ているはずだから」
自然体であること、本来の自分でありつづけること。それを放棄してまで、一体あたしは何を恐れていたのだろう。
「オレは何故か当たり前にいる。たっぷりの愛を受けてみろ」
その挑戦、受けて立つ。
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