2002年07月03日(水) |
猫が私にはじめて鳴いた。 |
夜家に帰り、ゴミを捨てようとドアをあけると、そこには三毛猫のたまちゃんが…(!)こっちを見上げている。ちょっとびっくりしたけど、ああ来てくれたんだと思って、いつものように、用意しているキャットフードと、自分で食べようと思っていたツナ缶をあけて、お皿に盛り付けて、玄関に差し出す。たまちゃんも、いつものように少し不安そうにこちらをうかがいながら、そろそろとお皿に近づき、召し上がり始める。最近、雨が降っていたから、ずっと来なくて心配していたのだが、今日はたまちゃんのほうから来てくれたので安心した。あっという間にたいらげて、そしてたまちゃんは満足そうに座っているので、前に人からもらった黄色いネコじゃらしのおもちゃで、ためしに遊んでみた。するとたまちゃんは、かかってきてくれた。普段あんまりコミュニケーションできないから、何か嬉しい。そして、ハッと気づくと私の隣にゴミの袋の山が・・そう私はゴミを出しに行く途中だったのだ。うちの玄関は狭いので、たまちゃんがいると、通れない。仕方ないのでたまちゃんに「ゴミ出しにいくから、どいて」と言って、歩き出すと、たまちゃんはトコトコ階段を降りていくので、私も降りていく。ゴミを出しにいって帰ってくると、たまちゃんがうちの前の道路で、背中を地面にこすりつけながら、おなかをだしてくるくるまわってる。何してんだろ…と思いながら見ているが一向にやめないので、背中がかゆいのかな。と思い、また階段をのぼりはじめると、たまちゃんが起き上がりついてくる・・2回も来るなんて珍しい。部屋に入ると、なんとたまちゃんもスタスタ入ってきて、台所に立った私の顔をみて、「みゃー」と言った。たまの声を初めて聴いた!普段、やってきては黙々とえさを食べ、そして気づくと居なくなってしまうものだから、私としては嬉しかった。そうして、たぶん野良だから、まだあんまり手を出せないんだけど、そのうちに毛並みを撫でさせてくれる日も来るだろうことを願っている。…そんなことをしているうちに、日付が変わってしまう今日このごろ。
今日の一曲 「月ぬ美しゃ」 琉球(八重山)民謡 友達から借りている 「Vita Nova」というグループのアルバム「Laulu」に収録されているバージョンを聴いた。このグループは、上野洋子さん、遊佐未森さん、Epoさんなどの歌姫たちが参加しており、ケルトや各国民謡をさまざまな解釈で奏でる。心あらわれる素晴らしい一枚! そしてこの曲は聴いていると、夜の海辺で満天の星のなか、ひときわ明るく輝く月に雲がかかっていて、それがだんだん晴れていく情景を見ているような気持にさせられる。
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