今日は祖母の四十九日法要が前橋の祖母の自宅で開かれた。 お葬式のときより不思議におだやかな気持だったが、 読経が始まると不思議にはらはらと涙がこぼれた。 隣を見ると、母もしきりに涙をおさえていた。 お寺の住職さんがお話をした 「形あるものはいつか必ずほろび、人間は今日とも知らず明日とも 知らず必ず仏に召されます。が、いなくなったのではなく、仏様に なられたのです。故人は人の心の中で共に生き続けます。思いでを 胸にすばらしい日々を送ることが故人の何よりの喜びではないでしょうか」 私は祖母にたくさんの思いでと愛情をもらった、そのことに心から 感謝し、言葉では言いあらわせないほどの心を、胸にいだいて ゆこうと思う。 故人の恩返しをするためには、その人のことを人に話し、たたえることだ という、ネイティブアメリカンの教えがあるそうだ。私はこれからも 祖母から受け継いだ思いと力を人に伝えていきたいと思う。
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