つぶやきダイアリー
だってこの一日はやっぱり一度しかないのですから。。
明日があるさとは言っても書けるときに書こう!
それでは、私の日常大暴露大会。

2004年01月04日(日) ともだち

あの人・・・
両腕をともだちに支えられて
よろめきながら歩いてた
「重い病気なんだって・・・」
どこからともなく聞こえてくるこえ
みなでさわいで宴会してそのあとで
まっさおなかお
「むちゃしてるよ」
かかえられながら よろめいて
投げやりに
「大丈夫、もうすぐ死ぬから」
って
あの人は・・・
自分は深い真実のような何かを知っていて
どうしようもない
鋭い眼をしてる

私はなぜか あの人が うらやましかった
なぜか なぜか
両腕を ともだちに支えられてる彼を
そんなふうに 言い放ってしまえる彼を
何かを 知ってる 彼を―
ただ うしろ姿を 見送った

それから一年
あの人は旅だったと聞いた
「やっぱりね・・もう悪かったから」
ともだちはそう言って おどろいてないみたい

私は 私は
あの時の あの人の瞳を
忘れることができなかった―


 < 過去  INDEX  未来 >


岡さやか [HOMEPAGE]