ほしいものなんてなにもない失うものもなにもないかみさまがくれたものただそれを受けとめてただまっすぐに自分を受けとめてやってくるものを受けとめて抱きしめる雪のようにはらはらと泣いては空を見上げこの胸にともる火を抱きしめる虫のようにちいさな命に私はたずねるしあわせの花はどこ?とおい雪国がとけてあたたかな風が吹く頃草のうえに咲く花土にいだかれてそよぐままに