僕らの日常
 mirin



  対照的@鳥羽

太陽が空から居なくなる時間、彼は姿を見せる。
どうして夜しか来ないんだろう。思うことは多い
でも、理由の解明が難解そうなのであえて、
それは忘れようと思う。


<<廊下>>

足の遅い、ぼくは友人達から数歩遅れて後につく…
前から来る生徒達の騒がしさに目をやると、いつも
その中心で笑っている、彼に目を奪われてしまう。

視線はかちあうこともなく、そのまま過ぎ去るだけ
それでも…この一瞬が、すごく好きだ。そう思う。
日常の何気ない 1コマいつも楽しそうな彼がふいに
真面目になったのを見た事があるけど...

その表情がとても寂しそうだったから、やっぱり彼には
笑っていてほしいとか考えてしまう自分がいる。

でも、彼は・・・きっと、こんなぼくを知らない。


だけど、いつか声をかけてみようと思う。

「いい天気だよね?」 とでも...

2002年05月11日(土)
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