あお日記

2002年06月11日(火) 共学ワンダーランド ??

 続けてタケダ君の話です。

 男子校から転入してきたタケダ君はその風貌や秀才ぶりとは裏腹に、女性には人並み程度の...いや、彼いわく「ここは天国のようなところだよ〜」。

この辺が私とは大いに違うところだった(笑)。

自分も男なので一般的な見解を述べることは出来る。高校生の頃、周囲の人間が抱く恋心というものはけっこう不特定多数のほうへベクトルがいくつも向いているものだった。ようは「恋がしたい」というだけで、その対象は自分が気に入れば取りあえず誰でも良いというものだったかもしれない。大人になってもそういう輩はもちろんいるものだが、そういう恋愛は年頃の年齢ですべきものであってあまりカッコの良いものではない。私といえば、年齢以上に節操の高い子供でした(笑)。
タケダ君はまさに上に書いた「異性そのものに対する興味だけ」という人でした。ただ不思議と周囲に抱く不快感と同等の彼を、私はその両者を結び付けなかった。

 クラスにいる女子を自分の好みからランキング! 
 「○○さんはナンバー1で××さんがナンバー2で...」
 確か9番目くらいいたと思います(笑)。しかも基準がよく分からん。一般的にクラスでも人気があるであろう女子は彼の中では圏外だし。
 「○○さんは髪の毛がきれいだから ぜったいリジョイ(この頃発売されたシャンプー)使ってるよ。触ってみたい輝きだよな〜」
 「××さんはケツがデカイから好きだなぁ〜」
 ってまあどんな理由でもいいんですけど、彼の話はまるで子供の理由付けであきれ半分、聞いていてかなり面白かった。それらの女性に手当たり次第害をふりまくような人間ではないとわかっていたからか? まあ私もツヤツヤしてる髪はさわってみたいし、オシリの大きい女性は嫌いではないですし...(笑)。この頃は全く思考の範疇になかった彼の理由付けの数々は私にとっても害ではなかったんだろう。共学に来たその新鮮さをこれ以上ない形で見せてくれたタケダ君には素直に苦笑したものです。





↑励みになるエンピツ投票ボタン






 < 過去  INDEX  未来 >


あお [MAIL]

My追加