あお日記

2002年06月13日(木) 呼び出し

 2年に進級して幼なじみのFは隣の校舎、タケダ君と陸上部のNは隣のクラス。名実共に孤独を気取る環境に相成りました(笑)。担任だけは1年と変わらず芝先生。
 この芝ちゃんにはけっこう目をかけてもらっていたらしい。私の真面目すぎる性格を信頼されてもいた。私が持っていた「反発」は大人だから子供だから、という区別ではなく「人間」という範疇であれば年齢の上下など問題ではなかった。そんな私の中で、この先生は明らかに「味方」になりうる人でした。

 で、学期初めに記入する「進路ノート」みたいなのがあって、生真面目な私は

「生活態度等気に入らない人間ばかりなので、そんな中で友人をつくる気はない」

こんなことを書くものだから芝ちゃんに呼び出しくらいました。
 さあ、困った。思ったことを正直に書いただけでその後のことなど考えてなかったので本気で困った。芝ちゃんにウソをつくのはこの時と修学旅行の時の2回あります。

「いったいどういうつもりなんだぁ」 責めるでもなく声色は穏やか。それが逆に経験値不足の自分には辛い。
「いえ、書いた通りの事なんですが...」
「う〜ん...」先生も本気で困ってる様子。それが申し訳なく思った。
「でも時間が経ってぼくの見方も変わってきました」
ウソです。全然変わってない。ノート提出から呼び出しまで1ヶ月くらいあったその『時間』のギャップに頼った自分。
「そうか〜 誰と仲良くなったか?」間髪いれず探りを入れるあたりさすが老練の教師だ。

 その後私はクラスで声をかけられた何人かの名前を言い、あとはダンマリを決めました。

「大丈夫だな?」 彼のその言葉が痛かった...はず。


 今では全く交流のないクラスメート達でしたが、普段からほとんど口を聞かない私にマメに声をかけてくれるクラスでしたね。その気遣いを封印してしまう自分、そんな自分が次第にイヤになってきましたから。ただ入学してから自分が周囲に対して示してきた「拒絶」に慣れた自分をそう簡単に変えられる訳はないだけで...。





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今私が「友人」と呼べる人間が隣のクラスに3人いました。まあ結果オーライということで許してください、芝ちゃん(^^;;



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