先日ふれた通り、1学期の業間休みはほとんど隣のクラスにいっているか本を読んでいるかどちらかでした。最初はNやタケダ君と話していたのですが、徐々に彼らの輪も広くなり、私もどっちのクラスか分からないくらい仲良くなっていったのを憶えています。とはいってもこの頃のクラスでの人間関係は「楽しい」という線で繋がっていれば他はどうでも良いといったレベルだったと思います。それが責められるべきことでもないですし。
まずこのクラスでは「山」ちゃんという人間を中心にグループがあって、Nもタケダ君も最初はそこの中。休み時間って10分しかないのによくあんなに楽しげに遊んだもんだと思います。1年のときにクラスに馴染めなかった反動か、私がやっと学生らしくなってきたといえるかもしれない。
とりあえず ウノ。大人数でやれるのが学校の特権。そういえばあそこ以外でウノなんて遊んだ記憶が無い。
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でもどこにでもあまりグループに属さずにいる人間はいるものです。
タケダ君はどちらかといえば気に入った人間がいれば色々なところに顔を出すタイプ。嫌いな人間のところにはテコでも寄り付かない。まあ相変わらず女性におネツでしたが特定者がいないのが彼の面白いところだ。
Nは一段と本格化した部活のせいか、休み時間しかクラスにいることはないので余り馴染んでいたようには見えなかった。
Nと同姓の「ラザ」君はこのクラスで出会った一人ですが、1学期はまだ話した事がありませんでした。彼も友人をつくるのは下手クソなタイプだったのか、あまりグループに留まることを好まず自分が楽しいと思えば参加するしそう思わなければ来ないという人。
今はあまり交流がないのですが、私と同じ真面目一辺倒の「海」くんという学年ではその行動ぶりが有名だった彼もこのクラスで知り合った一人。彼は水泳部だったが、1年の時ある日突然「坊主」にしていったら先輩にウケが良くて1年の男子全員坊主命令が出されて困ったりしてたそうです。いわゆるボケキャラでしたね(^^)
あと一人、何げに人当たりがよく世渡り上手で見えないところで努力家、私と同姓の「あか」君。
こうして振り返るとそれぞれ「マジメ」という線で繋がっているようにも思う。私のようにネクラではないんですが(笑)、きっと考え方に共感の持てる人間たちだった。まとめ役が性格からいってタケダ君なんですが、本人が気まぐれなんで(笑)グループという感じではなく、時間が経過するにつれより個人的な繋がりへと発展していきました。
私の今ある幸福は おそらくこの時すでにはじまっていたんだろうなぁ。
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