本日のたわごと
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今日はキャラメルボックスの「スキップ」。 突然見たくなって、昼休みに池袋のぴあに行って当日券を購入。 この劇団は当日券ハースプライスの制度をとっています。 素晴らしい制度だと思います。 というわけで本日のチケット代2400円! キャラメルの芝居が2400円で見られるってお得だよね! でも自分が定価で買った日にハーフプライスで売ってたらちょっと切ないかもしれないけど。
「スキップ」は17才の少女が目覚めたら42才になっていた話。 タイムスリップではなく記憶の欠落が正しい捕らえ方なのかもしれないけど、 描き方としては17才の少女のタイムスリップモノ。 42才の彼女は真剣に17才の少女のまま心が飛んできた状態です。 17才の少女なのに体は中年ですでに夫も子供いて戸惑いながらも歩んでいきます。 このお話の好きなところは、最後に記憶が戻るもしくは17才の少女が過去に戻るというおめでたい終わりでなく、 17才のまま42才の自分を受け入れて進んでいこうとするエンディングなところです。 最初は、この終わりってなんだかなぁ、切ないよーって思ったのですが、 その切なさの胸のつっかかりが良いと今は思います。
前の会社に交通事故で23年間の記憶が無くなってしまった男性がいました。 両親をイマイチ両親と思えず、彼女も愛しいという思いがピンとこない人でした。 漫画やドラマのように突然記憶が戻ることなく、複雑な気持ちのまま生きていました。 現状はそんな都合良く変わるものではないんですよね。
芝居は、演出家が狙っているだろう所で素直に笑って泣きました。 小劇団(キャラメルが小劇団かは微妙だが)ってどうも小難しく前衛的な作品を作りたがりますが、 ちょっと良い話をストレートに演出するのも良いもんです。
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