本日のたわごと
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2005年01月03日(月) ニュースを見ながら

昨年度末、スマトラ沖地震による大津波がおこりました。
亡くなられた方のご冥福と行方不明の方の1日も早いご帰還をお祈りいたします。

さて、私の家に兄一家の安否を結構な人数な方に心配して頂きました。
兄一家も義姉の実家も無事です。
兄はクアラルンプール郊外に住んでいますし、義姉の実家はジャカルタですんで、
はっきり言ってしまえば全く関係無いって話ですね。
中越地震が埼玉県で私が生活するのに支障が無いのと同じです。
我家の家族が異国から来た花嫁の話をしても、みなさん右から左に聞き流してるので、
実はこんなにたくさんの人が覚えているとは思いませんでした。


義姉が家族の一員になる事になった時、イスラム教について色々調べました。
デヴィ夫人くらいしか知らなかったインドネシアについても色々調べました。
国際情勢のニュースもよく気にするようになりました。
記者の目というフィルターを通して切り取られた情報というニュースに最近ちょっと疑問を感じます。
同じ国に幸せに暮らす一家がいて、海の中で死んでいく家族がいる一家がいる。
アラーを信じ敬虔に暮らす人がいて、アラーの教えを拡大解釈して人を殺す人がいる。
記者が片方のみを情報として発信すると、事情を知らない人はそれはそうだと思ってしまうものですよね。
地図を見ればクアラルンプールに津波が来ないことは分かるし、
本を読めばアラーが殺人や殉死を望んでいない事も分かります。
与えられた情報を一方からではなく、多角的に見れるスタンスでいたいですね。

心配してくださった方にモノを申す訳では決してありません。
心配してくださってありがとうございました。


さきめぐみ |MAILHomePage