403 Forbidden

2006年05月05日(金)

最初の小学校は家から20分程歩いた場所にあった。
交通量が多い通りを抜け、畑の脇を通り、
住宅街を抜け、公園を横切り、銀杏並木を抜けたところだ。
途中の床屋の張り紙にいたずら書きをし、
途中の畑で赤とんぼを追い、
途中の公園でどんぐりを拾い、
途中の銀杏並木が綺麗だと感じていた。
ちょうど通学路の真ん中ぐらいに駄菓子屋があって、
そこにあるガチャガチャで時々お小遣いを費やしては、
欲しくもない消しゴムに変えたりしていた。

小学校3年の時になって、
初めてバレンタインにチョコレートを貰った。
隣の席の子だったように思う。
その子は、自分のほかにクラスで格好いいと思われる
男子二人にもチョコレートをあげていたので、
それがどういう意味を持っていたのか良く分からなかった。
貰った後、恥ずかしくてすぐ机に隠すようにしまった。
その子はそのすぐ後転校してしまったのだが、
3つのうち僕の貰ったものだけが本命のチョコだったのだと
後にその子と仲の良かった女の子が教えてくれた。

その子とはその後1回だけ何かのイベントで見かけたが、
それっきりだった。

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昨日は一日の殆どをソファで寝て過ごした。
薬を使ったので、目を開けていた時間は一時間にも満たないと思う。
人はこんなに眠ることができるのかと、我ながら驚く。
お陰で今日は全然眠れないのだが。
幾つか夢をみていた記憶があるが、内容まではよく覚えていない。
そういえば一昨日は夢に君が出てきたが、
出てきたということ以外はやはり記憶から消えてしまった。

そんなわけで、携帯に留守電が入っていたのを知ったのも
今日になってからだった。
折り返し電話をして、その日に会う都合をつけた。
テンションは最低だったが、誰かと話をしたかった。

電車の中で、今日書くつもりの日記の文章を書いていた。
が、さすがゴールデンウィーク。
通勤ラッシュでもこんなに混み合わないのに
電車は凄い人で途中で席を譲ったので中途半端になった。
待ち合わせの繁華街もとんでもない状態で、
待たずに座るには、ちょっと離れたカフェまで
足を伸ばす必要があった。

おかしなテンションのまま、
僕はただ話したいことを話す。
話せば話すだけ楽になった。
ただ、彼の言うアドバイスめいたものは
あまりに正論過ぎて、それについては頷くしかなかった。

でもそれで、少し前に進むんじゃないかという予感もした。

パスタ屋で食べきれない程のパスタを平らげて、
穴場のカフェに移動してつまらないことを喋り倒した。


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