最後の試合には出ることは出来なかった。 レギュラーではなかったし、 関東大会に出られるかどうかのきわどいところで 感傷に浸れるような試合ではなかった。 試合終了の笛がなると、自分でも驚くくらい泣けた。
いままでで一番長い夏休みは高校の図書館で過ごした。 時々部活動を見に行きながら受験勉強をした。 学年が上がってすぐの面談で、 まず大学には行けないだろうと担任に言われていたし、 浪人も覚悟していたので、 予備校にすら行かなかないで呑気なものだった。 周りほど焦らず、淡々と、黙々と勉強をする。
その一方で音楽はよく聞いた。 聞きながら勉強をするのが習慣となっていた。 よくある友達から借りたロックから始まり、 ジャンルを隔てることなく聞きまくっていた。 漠然と、音楽の世界に関わってみたいという気が強くなった。
その頃の遺産がテープ数百本となって つい最近まで押入れに眠っていたが ようやく踏ん切りがついてこの前全部捨てた。
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今日も長い打ち合わせだった。 その所為もあって自分の抱えた仕事は進まない。
大学の頃の友人が連絡をくれて、明日逢う事になった。 当初はもう数年来逢っていない同級生にも 声を掛けてくれていたのだが、 都合で来られないということで、 急遽サークルの後輩を呼ぶことになった。 今気がついたが、 最後に会ったのが10年以上前だ。 想像できない。話が合うのか?
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