403 Forbidden

2006年05月08日(月)

坂の上の高台にあるその高校は通学からして過酷だった。
自宅からは自転車で15分の距離だったが
交通の便が悪く、雨の日はバスで30分掛かった。

入学直後、
そのとき自分が何故そう思ったのか今でも分からないのだが、
苦手な運動を克服して弱い体を鍛えようと
体育会系でも一番厳しいと部活を選んだ。
入学式後に女の子に吹奏楽部に誘われたのに、
硬派にそれを断って、だ。
全く今じゃ考えられない。

そのスポーツは誰もすき好んでやるようなものでは無いので、
競技人口が他のものに比べてとんでもなく少ないのだが、
態々そんな部に集まるのは校内の少し可笑しい奴ばかり。
毎日笑うには事欠かなかった。

まるで勉強もせず、高校生らしい恋愛も縁が無かったが、
そのお陰で良い友人と骨格と思い出を得られたようだ。
今でも毎年夏になると集まるのだが、
彼らといる時は全然時間を感じさせない。
そして当時の顧問の先生も未だ怖いままだ。
その度に、焼けつくような日々が永遠に続くと思った、
あの時を思い出す。

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GWが終わって久しぶりの出社は過酷だった。
満員電車に急病人が出たとアナウンスが入ると、
何人かがつられて気分が悪そうに途中下車するような有様。

会社につく頃には既に疲労困憊で、
確か「日本の通勤はその日のエネルギーの40%を消費する」だったか、を
身を以って体験したという具合。
でも、休みが明けての仕事だったので、張り切って、頑張った。
午前中までは。

午後はコーヒーばかり飲んで、
打ち合わせで判ったような口を利いてやり過ごす。
外は霧雨。傘は頼りない折りたたみが一つ。
色々な事を考えながら帰路についた。ツライときにこそ書くべきだと思う。


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