消息






2005年12月26日(月)



 教職の集中授業を受けている。はっきり言ってしまえば特に教諭になりたいわけでもないのだが、「将来のことを考えて」っていう名目。うん。「将来のことを考えて」。そう言ったのは俺じゃなくて親が、だけれど。だって俺は別になりたいわけじゃない。「親が心配するから」。そう。それ。結構不毛。でもなんとなく、心配もさせたくないわけで。だから今まで教職に必要な単位をこつこつ貯めてきたけれど、この先すっぱりやめる可能性もある。やめた友人も居る。まあ、「将来のことを考えて」も、高校教諭になっているじぶんの姿は思い描けないのでたぶんならないだろうなとおもう。案外適当な曖昧なことをしているなあ。けれども、動機はどうであれ、教職の授業は授業でそれなりに考えさせられるところも多い。おもしろいし。なんだかんだ言って、俺もその「学校」という社会の中で育ってきたわけだし。損はない。筈。たぶん。…こんなんじゃ駄目かなあ。俺。
 がむしゃらに突き進むのも大切だけれど、自分を顧みる余裕がなければ本当の意味での成長は出来ないような気がしてる。俺にとって大切なのは、思索すること。いつだってそうだ。がむしゃらに突き進んでしまうと、俺には気付かないことが多過ぎる、だって自分の感情にさえ気付けない。突っ走っているときに同時に深く思索することは出来ない、少なくとも俺には。そして、突っ走ってしまった後で「それ」に気付いても、遅すぎるのだ。


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