まるで双翅類だと、おもった。曰く、神々しい。あきらかなる爪弾が産む。そのうちにきっと、疵が。そのうちにきっと。守ろうとするかのように解いた生絲がまた枷になって縛りつけてゆく。くいこむそれは細いけれど、それ故に抵抗のとれなく。わたしはいつもぎりぎりのヘヴンに在る。幸福のかけらが風に吹きさらされていくのを眺めていた。
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此処一週間は部活の合宿で、その前の数日は強化練だった。幹部になってはじめての合宿だったので、いろいろ得るものもあったしいろいろ失敗もしたわけですが今は取り敢えずねむいな。ついさっき合宿終わったんだけど。六時から合宿明けコンパがあるので行かなければならないのだが(そして多分たのしいとはおもうのだが)もうねむいな。そういえば此処数日は寝慣れないところで寝たりしている所為か、夢をすごく視た。鯉が団体で川を上流に向かっているのとか。いつか龍に成れるといい。