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| 2002年08月15日(木) |
赤ちゃん、危機一髪! |
えみこくん(義妹1号)は所用のため、一足早く帰京です。
今日は残された6人で、お昼を外食しに出かけました。 お目当てのお店は大人気で行列が出来ていたため、予定を変更しておばあちゃんお勧めのお店へ行きました。 このお店はとても景色が良いところなので、オープンテラスで食事をしました。 今回は帰省中とのことで自分自身にお許しを出し、久しぶりに肉料理(ハンバーグ)を食べました。 肉を食べる代わりに主食は食べませんでしたが、普段は小食なため十分お腹は一杯になり、とても満足しました。
ところが、今まで野菜中心の生活をしていたのに、ここにきてハンバーグを食べたのが負担になったようで、家に帰ってから具合が悪くなってしまいました。 わたしは茶の間で転がっていたのですが、襖一枚へだてたお座敷にはおばあちゃんの妹さんが遊びに来ています。 それでわたしは、具合が悪いことを家族に伝えることが出来ませんでした。 そうへいは外出していたので、「戻ってきたらさすってもらいながら吐こう」と思っていたのですが、我慢できなくなり、観念して一人で吐くことにしました。 でも、案の定全てを吐くことは出来ません。(わたしは吐くのが下手なのです。これでつわりの時も苦しみました。)
茶の間へ戻って転がり、心配するゆかりくん(義妹2号)に「ちょっと、駄目かも・・・。」と漏らすと、「2階に布団が引いてあるから、そこで休む?ここじゃ落ち着かないでしょ?ね、2階に行こう。」と促されました。 あまりにも辛かったため、その言葉に甘えて2階へ上り、布団で横になりました。 しばらくすると外出からそうへいが戻ってきたので「さすってもらえなかったから、全部吐けなかったの。具合が悪くて、まだ吐きそう。」と訴えました。 そうへいが「全部吐いてしまった方が楽になるよ。」と言うので、もう一度1階へ戻って頑張ることになりました。 そして先導するそうへいの肩に両手を乗せて(手すりがないので)、階段を下りたのですが・・・。
階段から、落ちました。
具合の悪さで朦朧としていて、それで足下がおぼつかなかったのだと思います。 後になって考えてみれば、「具合が悪い状態で2階へ上がる」ことはしなかったでしょう。 完全に、正常な判断が出来なくなっていました。
階段から落ちたと言っても、4段くらいです。 でも、わたしは「階段から落ちた」という事実と体の痛みで頭が真っ白になってしまい、階段下の廊下でうずくまって泣きました。 赤ちゃん、駄目かもしれない、どうしよう、どうしよう・・・。 そんな気持ちが入り乱れて、立ち上がることが出来ません。 階段を後ろから下りてきていたゆかりくんは驚いて「りなちゃん、大丈夫?どうしよう、りなちゃーん!」と悲鳴を上げています。 階段から落ちた音と、その悲鳴に驚いた家族全員が部屋を出て、わたしのところへやって来ました。 状況説明を求める声に少し冷静になり、具合が悪かったためにゆかりくんの勧めで2階にいたこと・4段目から落ちたこと・お尻からでお腹は打たなかったこと、を伝えました。
とにかくお腹を打っていなければ大丈夫だろうということになり、様子を見て安静にすることにしました。(お盆でどこの病院も休診でした。) 急いで階段近くの洋間へ布団が運び込まれ、「立ち上がらない方がいい」との言葉に、四つん這いになりながら移動です。 時間が経つにつれて、再び吐き気をもよおしてきました。階段から落ちたショックで具合の悪さを忘れていたようです。 これも、「立ち上がらない方がいい」ということで洗面器が持ち込まれ、衆人環視の中で吐きました。
吐いた後、横になりながら「階段から落ちた」という事実を再認識して、自分を責めました。 どうして2階にいってしまったのだろう。 どうしていつも気をつけていたのに、今回は気をつけて階段を下りなかったのだろう。 どうして、どうして、どうして・・・。
すると、しばらくしてからお腹の赤ちゃんが動きました。 ぽこ・・・ぽこりん・・・。 嬉しくて、嬉しくて、こんなに不甲斐ない母親なのに、赤ちゃんは見捨てずにいてくれたこと、無事でいてくれたことが、こんなに有り難いことなのかと、再び泣けてきました。
赤ちゃん、本当にごめんなさい。 これからもっと気をつけます・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 補足: おばあちゃん家の階段は、昔の家ということでとても急で、一段の間がとても高いです。 そして木のニス塗り階段で、わたしは冷え対策で厚手の靴下を履いていたため、滑りやすくなっていたのだと思います。 良かったのは、その日はたまたまガードルではなく「さらし」を巻いていたこと。 それで少しは衝撃を吸収できたのだと思います。 でも、打撲痛と痣は結構酷いです・・・。 妊娠中の皆さん、気を付けてくださいね。
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