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2002年08月23日(金) 柔らかい感性。

なんだかお惚気になってしまいますが、わたしはそうへいの柔らかい感性が好きです。

わたし達の結婚式の時、父方の親族が実家へ泊まりに来たのですが、その中に脳梗塞で倒れたため半身不随になってしまった伯父さん(正しくは、父の従姉の旦那さん)がいました。
この伯父さんは半身不随になる前は東京に住んでいて、遠縁とはいえ家族ぐるみで仲良くしていました。
伯父さんは顔面麻痺も患っていたため、どうしてもご飯の食べこぼしはしてしまうし、涎がこぼれることもあります。
わたしは身内なので何とも思いませんが、他人であったり潔癖症の人であれば「汚い。」と思われても仕方がないでしょう。
ところが、そうへいはこぼれそうになった涎を素手で受け止めたのです。
これには伯父さんを含め、親族一同が驚いていました。
わたしも両親も驚いて「汚いと思わないの?」と聞いたのですが、「全然?なんで汚いと思うの?」と逆に聞き返されてしまいました。

そうへいは終始こんな風で、誰かに対して偏見を持ったり決めつけをしたりとかいったことをしません。
あるがままを受け入れることの出来る人です。
「見て見ぬ振り」が出来る人ではありません。

そうへいの感性は、柔らかくて、素直です。
そうしようと思ってそうしているわけではなく、そうへいにとってそれが自然なことなのです。
これはとても尊敬できるところで、わたしは産まれてくる赤ちゃんにも、こういう人間に育って欲しいなと思います。


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