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| 2002年12月04日(水) |
破水、入院、退院そして再入院 |
4日午前1時すぎ、トイレに起きて用を足した後、布団に入って横になったらすぐに「にょろっ。」とした感覚がありました。 「あれ?」と思ってトイレに行くとおりものだったので、再度布団に戻ったのですが、まだ何か濡れているような気がします。 気になってトイレに行き、何度もペーパーで押さえて確認しました。 なんとなく、破水しているような気がするのですが、膣周辺を押さえても少量しか濡れません。 やっぱりおりものが少し多くて、それで濡れているのかも知れない、と考えて横になるのですが、どうしても気になります。 そうしてトイレに戻るのですが、下腹部に力を入れると「シャーッ。」という感じで液体が出てきて、それが尿なのか羊水なのかがどうしても分かりません。 途方に暮れて部屋の電気を付け、そうへいを起こしました。 「破水したかも・・・。」 「うーん・・・ええっ?」とそうへいが起きたその瞬間、3日の健診時に先生に入れてもらった膣剤が溶けていないそのままの形で膣から出てきました。 「あれー・・・?やっぱり、尿漏れかなぁ。破水したかも知れないけど、違うかも知れないし、分からないの。」と言いながら、何度もトイレと部屋を往復し、トイレに行っては下腹部に力を入れて尿とも羊水とも分からぬ液体を放出し続けました。 その様子をしばらく見たそうへいが「違くてもいいから、電話して産院へ行こうよ。もし破水だったら赤ちゃんの命に関わるんだよ?」と言いました。 前にも書きましたが、わたしはGBS(B群溶連菌感染症)に感染しています。 これが分娩時に産道において赤ちゃんに感染すると、新生児敗血症や新生児髄膜炎を引き起こすことがあります。これらは、半数近い赤ちゃんが死亡する非常に怖い病気です。 先生が「他の病院で実際にあったことだけど」と教えてくださったのですが、出産前の検査でGBS陰性だったにも関わらず、出産してみたら感染していて赤ちゃんが死んでしまった、ということがあるそうです。 時計を見ると午前2時になろうとしていました。 なんとわたしは1時間近くもトイレと部屋を往復していたのです。 夜遅い時間なので迷いましたが、やっぱり赤ちゃんに何かあったら困るので、電話をしました。 「すぐ来てください」と言われたため、「破水だったら、即入院になりますか?」と確認したらやはり即入院になるとのことで、荷物を車に載せて産院へ向かいました。
産院へは午前2時半ごろ到着、下着に着けていたパッドでは量が少ないために破水かどうか分からず、膣に直接試験紙を着けたところ、やっぱり破水していることが判明しました。 わたしは青くなりました。 家で1時間近くも羊水を放出していたのです。 余計な腹圧をかけ続けた結果、産院へ着いてから破水が進んでしまい、オムツなしではいられないくらい羊水が漏れ始めてきました。 すぐに採血をされ、3時半から抗生剤の点滴を受けることになりました。 今後、感染防止のためにほぼ6時間ごとに点滴を受けるそうです。 モニターも2時間ごとにとります。 通常、破水をしたらすぐに陣痛が始まることが多いようですが、わたしは陣痛の兆候がありません。 わたしの布団の横にそうへいの布団も敷いてもらい、とりあえず朝まで眠ることになりました。
夜が明け、9時半に再度点滴を受けた後、散歩に行くことになりました。 羊水が結構出てしまっているのを心配しましたが、元々わたしは「羊水たっぷり」とカルテに書いてあり、また、羊水が足りなくなって出産が困難になったとしても、生理食塩水を注入して羊水を補うことも出来るそうで、問題はないと説明を受けました。 11時から2時間、オムツをつけたままそうへいと二人雨の中、散歩に行きました。 オムツのせいで歩きにくく、雨も途中で酷くなってきてしまったため、びしょぬれです。 13時に産院へ戻り、そうへいには家に替えの洋服や靴等を取りに行ってもらうことにして、わたしは モニターの後、14時半から再度点滴を受けました。 破水から12時間を過ぎましたが、一向に陣痛が起きません。 15時頃、先生がわたしの様子を見に来てくださり、モニターとわたしの様子から「退院」ということになりました。 次の点滴については明日の9時に来院して受けることになり、15時半頃到着したそうへいと共に、16時頃産院を出て帰宅です。 なんだか出戻り娘の気分で、バツの悪い顔をして実家に「ただいま・・・。」と言って入りました。 破水してまでも、陣痛がこないなんて・・・。 とても自分が情けなくなってしまいました。
わたしは破水をしているため、感染予防でお風呂に入ることが出来ません。 明日の通院に備えて18時頃、シャンプードレッサーで洗髪をしました。 髪の毛を乾かすわたしに母親が「そんなのんびりしないで、破水をしているんだから、さっさと陣痛促進剤を使えばいいのに。」と言いました。 確かにモノの本には「破水後、すぐに陣痛がこない場合は促進剤を使います。特に感染症を持っている妊婦にはすぐに使う病院が多い。」と書いてあります。 でもわたしは、そういった人工的な処置をなるべく受けないで出産することを希望して今の産院へ通っているのです。それを母親も知っているのにそんなことを言うのは、やはり娘の体が心配なのでしょう。 「感染予防の点滴を受けながら、自然に陣痛がくるのを待つよ。」と言いました。
その後、20時から21時の間に来客があり、破水しているのに退院してきていることに驚かれてしまいました。その方の奥さんも破水して、「母子どちらかを選んでください。」と言われるほどの事態に陥ったことがあったそうで、わたしの体を心配していました。 22時になってもお腹はうんともすんとも言わず、今日はもう諦めて明日に備えて眠ることにしました。
23時25分頃、お腹の痛みで目が覚めてトイレに行きました。 用を足してから「ふっ」とオムツを見ると、羊水に血が混じっています。 退院後も、陣痛が起きたときや37.5度以上の熱発をしたとき、羊水の色がおかしいときはすぐに電話をして来院してください、と言われていたわたしはパニックを起こし、急遽産院へ電話しました。 すると、血液の量から大丈夫だと判断されて「今後も熱発や痛みが酷くなったときは電話を下さいね。」と言われて電話を切りました。 わたしはすっかり安心して、布団に入って眠りにつきました。 その5分後。 再度お腹が痛みます。 その痛みで「そういえば、さっきもお腹が痛くて目が覚めたんだった。」と言うことに気づきました。 起きあがってみると、明らかに今までの前駆陣痛とは痛みが違います。 下に向かって力が加わっている感覚。
陣痛だ。
慌てて、再度産院へ電話をしました。 「たびたびすみません。先程は血液に動揺してしまったのですが、陣痛が来ているみたいです。陣痛と自覚してからまだ2回目の陣痛が終わった後なんですけど、間隔は8分でした。」 そう報告すると、すぐに来院してくださいとの指示を受けました。 眠っているそうへいを起こし、再び産院へ。 ほぼ8分間隔で来る痛みに耐えながら、「一日に2度も入院するなんて思わなかったね。」とそうへいと笑いました。
無事に赤ちゃんを産めるのでしょうか。
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