結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 不信感 〜ほんとに休日出勤?〜

GW後半、夫は娘を連れて実家に帰省する予定だった。
なのに、前日にドタキャンした。
夫は何かにつけそうだ。気まぐれに予定を変える。
ま、私にもドタキャン癖がないでもないので、強く批判は出来ないが、一番気に入らないドタキャンは「休日出勤」だ。
休日前日、「明日、仕事入っちゃったよ〜」と言う。
そうすると、翌朝、私はいつものように起きて朝食に支度をして、時にはお弁当まで作る。
それでも、夫が留守の間に、ちょこっとネットでもしよ〜♪と些細な楽しみを持って、嫌な顔1つぜずにこやかに送り出す。

だが、時々、夫が1時間たっても2時間たっても新聞を広げてリビングでくつろいでいたりする。「早くいきなよ〜」と内心思いつつ、「どうしたの? 行かなくて良いの?」と聞くと、「なんか、面倒になったきたな〜、やめっかな、今日は。」と言う。そう言った日は大概ほんとうに仕事に行く事を止めてしまう。
で、私は怒る!
休日、仕事に行かなくなった事を怒るのではない。特に行かなくても良い休日出勤をする事に私は腹が立つ。そうなると、先週の休日出勤も、先々週の休日出勤も実は大して必要のなかったものなのに、わざわざ出掛けて行ったのかと疑いたくなる。(多分、それは当たっていると思うが)
と、いうより、実は、休日出勤していると見せかけて遊びに出掛けていることも結構あるのではないかと思う。

以前、こんな事があった。
日曜日、会社の警備室から電話があった。
休日出勤予定の夫宛てに急ぎの郵便が来ていてるが、夫はまだ会社に来ていない、
会社に着いたら警備室に寄ってくれるように伝えて欲しい、という内容だった。
私は急いで夫の携帯に電話したが通じない。
大体、家を出てからもう3時間以上たっているのに、どこをほっつき歩いている
のやら…ま、きっとこれも毎度の事なのだろう。
仕事に出掛けてたと信じて、子供の相手と家事は私の仕事と頑張っている妻の事など思いもせずに、本屋かクルマ屋に行ったか、クルマを走らせに峠に行ったか、に違いないと疑いたくもなる。(この疑いも当たっていると思う)
結局、夕方になって、何食わぬ顔で「疲れた〜」と帰って来た夫を黙って見逃す事が出来ず、私はその日一日の事を尋ねた。
夫は、嘘を付いた。あたかも一日中仕事をしているかのような事を言った。
私はまず、警備室からの電話の事を伝えた。途端に夫はしどろもどろになった。
携帯が通じなかった事や、こういう風に仕事と偽って遊びに出掛けている事が今回初めてはないだろうと思っている事を話すと夫は何も否定出来ずに黙っていた。

こんな風に、私が夫を信用できない理由が1つずつ増えるのだ。

2002年05月05日(日)
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