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ロバート・ゴダード「永遠に去りぬ] 伏見威蕃 訳 今までに読んだゴダードもので、最高の作品。 私にとって,ゴダードは、推理を超えて,純文学に近い。 この作品の主人公は、ほんのわずかの出会いで,自分の人生を賭けてしまう。 「あなたと,私,本当に人生を変えられると思う?」 と聞いた人のために・・・・ その人の名も聞かずに別れ,その後殺されたひとのために・・・, 単なる見知らぬ旅人同士たった一言交わしただけなのに、 後戻りの出来ないことに。交わした言葉の重さゆえに。 最後のプロットを書いておこう 「二人の人間が、たまさか、見知らぬ旅人同士ではなくなることがある。 そうなったら、もう後戻りは出来ない。 ただ一つの過ちは後戻りできると思いこむことだ。 しかし人間は過ちから学ぶものだ。 私は一度歩み去りそれをずっと悔やんできた今回は、一歩も譲らない。」
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