団地の中は、迷路のようになっていて、散歩のときは、大体同じコースで、回っている。 紅葉があちこち、とても綺麗に、なった。 メイン道路は、イチョウ並木になっている。 今、最高に美しい。 夕日に映えるさまは、まるで金色に光る花びらだ。 はらはらと、次々と落ちていく。 すっかり、見とれながら、歩くのだけど、踏みしめるときの音は、さくさく、さくさく・・ ふと、気がつくと、木をゆすって、葉を落としている人がある。 そうなのだ。 メイン道路に面してすんでいる人にとっては、毎日の落ち葉はきは、苦痛以外にない。 出来るだけ、早く落としてしまおうとゆすっていたのだ。 その脇をそっと、下を見て、通り過ぎた。 ごくろうさまと、つぶやきながら・・
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