日々の思い

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フロリダからやってきたシルキイベアー
2002年02月20日(水)

あったかいフロリダから、九州とはいえ、
いまだ冬の日本に10日間の長い旅をしてたどり着いた
一匹のシルキイベアー。
今、我が家に暖かい空気を運んできた。

でもなぜ、クマがフロリダから?
では、ファンタジイを聞いてください。

シル熊は、他にも仲間がいたのです。
彼の第一の兄弟は、フロリダにいます。
ふかふかの真っ白の毛をした彼は、シルクマという名のお母さんと仲良く暮らしているのです。

そして彼の仲良し第一号は今は青森に住んでいます。
名前は、セラフィー・・・
でも彼は、ある突然の出来事からワイン色の熊に変身したのです。

さて、我が家にやってきた熊君に話を戻しましょう。
彼は、とてもいい香りとともに、やってきました。
目と鼻は黒。全身は、サファイア色、
首には、ブルーのリボンを付けています。

彼は森の中を散歩していましたが、おなかがすいてしまって、
食べ物を探していました。
何しろフロリダは暖かいところですから、木の実はいっぱいあるはずです。でもその日はなぜか、見付かりません。
とうとう、ぐったりと座り込んでしまいました。
疲れて眠り込んでしまってると、優しい声で、
どうしたのと呼ぶ声がします。

目を開けると、真っ白の毛をした、シル熊と、
人間のシルクマが立っていました。
そこで、わけを話すと、じゃあ家へいらっしゃいと誘ってくれました。

おうちに着くと、そこはお花がいっぱい。
そしておなかいっぱいシチューをご馳走してくれました。
その時に「あなたにもお家を見つけてあげなくちゃね」と、人間のシルクマが言うのです。
「あなたにも」ってどういう意味?と尋ねると、
同じようなことが、以前にあったと話してくれたのです。
ワイン色になった、シルフィーのことを。

そこで、シルクマはサファイア色のシル熊を、
飼ってくれる人を探しました。
その時に、偶然、森で私に出会ったのです。

おなかいっぱいになった、シル熊は、遠い異国に旅たつことになりました。
指折り数えて待つこと10日、やっと彼は、我が家の玄関にたどり着きました。

今、ソファの上で、大威張りで寝そべっています。
名前をつけなくてはいけません。
森で出会った熊なので、フォレスト君と、呼ぶことにしました。

彼には、ひとつ秘密があるのです。
私の前でだけグリーンに色が変えられるのです(ほんと)

でもなぜ、熊がフロリダに? 
それは・・・ファンタジイですから・・



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