ベートーベンが「不滅の恋人」にあてた手紙がある。 小説の中でしか見たことがないような言葉が、なぐり書き状態で、書いてあるのだ。 しかも、相手が誰なのか、わからない。 あて先は、Kというところに今、いる女性。 それを、誰か知りたくて、40年もかけて追っている人がいた。 青木やよひさん。 夕べ遅くの番組でやっていた。ベートーベンには、たくさんの恋の遍歴があるが、肖像画も一人だけ名前がわからない人がある。柔らかで、みずみずしい感じの美しい人。 ベートーベンが亡くなったのは、1826年、今から176年も前のこと。 そんな時代に、耳が聞こえない彼が作った曲が、今も、これからも不滅のまま人々に愛されていく。 一日の朝と夕、そして次の日までもかけて書かれた恋文。 あなたは、私の命 あなたは私のすべて 私を愛し続けてください ルード・ヴィッヒ・バン・ベートーベンより 永遠にあなたの、 永遠に私の 永遠に私たちの と結ばれていた。 あなたは、天井の館そのものと彼に言わしめたその人は、夫があり、 4人の子供がいた人だったに違いないと、青木さんは言う。 その女性と暮らしてつかの間、別れることになり彼女は夫の元に戻ってゆく その後5年もの空虚な歳月を経て、彼は人が変わったように曲を作り出していく。 ピアノ曲「ハンマー・クラヴィーア」 それから、交響曲第5番 そして、14年後、57歳で死亡。 彼は、私には、幸せな家庭は作れなかったと日記に残したそうだ。 彼の足跡をたどって、プラハを旅した青木さん、声が震えていた。
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