渡り鳥のガンがそろそろ飛び立つ時期になったので、餌をやろうと思いパンくずをもって池に行くとやっぱり同じ気持ちでパンくずなどを持ってきてえさまきをしてる人がいる。 だけどそこには鯉がたくさん住んでいて、なかなかガンに餌をやることは難しい。岸辺に近寄るのは鯉のほうで、ガンはその向こうにいて、鯉が怖いと見えなかなか寄って来ないのだ。 結局は悔しいけど、全部鯉に食べられてしまう。 みんなため息をつきながら、仕方ないねえと目配せをしあっている。 少し前に東京の川にぼらの大発生のニュースが流れた。 ぼらが群れを成して飛び跳ねる様は決して気持ちのよいものではないのだけど(以前住んでた所にもいた)そのぼらを好きなだけ食い散らしているウグイの様子もテレビで流れていた。 食物連鎖でなく弱肉強食の良い例ではないか。 何かウグイにしても、池の鯉にしても今の時代を現しているようでそらおそろしい。 でも、それらを上からじっと見ている私。 どうしようもないわねと言いながら自分で自分を納得させてそこを立ち去っていくのだ。これも今の時代とおなじと心の中でつぶやいて見る。
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