3月の終わりころか、4月の初めのころガムを噛んでいて、「あ、しまった」と感じた。左上の歯がぐしゃっという感じで、かぶせた冠が外れたのだ。すぐに病院に行けばよかったのだけど、ちょっと様子を見てからと伸ばし伸ばししていた。でも、口臭がどんどんひどくなるようなのでやっと決心して予約をして今日行ってきた。 「この歯は、平成2年にあなたが初めて来たときに治療した歯ですよ」といわれた。その時のことが鮮明に思い出される。その時期はちょうどお正月のころで、「ぜんざい会」をやって熱いお汁粉をお餅を焼いて入れたくさん作ったのに、まったく食べれなくてとても辛かった。とにかく冷たいものも熱いものもまるで食べれなくなってしまって、初め他の病院へ行ったのだけどそこの病院では原因がわからなくて違う病院へ移ったのだ。そこでやっと大昔に冠をかぶせた歯が、中で虫歯になっているとわかって左上の奥歯を治療してもらった。それから13年以上、この歯も頑張ってきたんだなあ。 私は歯の治療がとにかく嫌いだ。 口をあけていると、呼吸困難に陥ってしまう。 右上の治療の時が一番ひどい。もう今にも、このまま息ができなくて死んでしまうのではないかと思ってしまう。 治療自体が怖いのでなく「口をあけておくこと」が怖いのだ。 看護婦さんが、まるで子供に接するように、肩を叩きながら、「大丈夫ですよ、リラックスしてくださいねえ、大丈夫ですからねえ」とやさしく声をかける。 わかるんだろうなあ、怖がってるのが・・・ なんとも情けないことである。
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