日々の思い

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NHKドラマ「生き残れ」
2005年05月18日(水)

先週の土曜日に放映された。

マラッカ海峡に出没する海賊に襲われ漂流し,救助された船員たちの‘究極のサバイバルストーリー’なのだが・・

楽しめた。エンターテイメントとして最高に楽しめた。
阿部寛のために作られたドラマではと思われるほどに阿部寛がよかった。

襲ってきた海賊たちの中になんと日本人が含まれていた。
投げ出された救命ボートに乗り移るときに、安部扮する海賊の今井も同時に海中から乗り移ることになり、
そこからサバイバルストーリーが始まる。

ほとんどが狭い救命ボートの中でのシーンなのだが、時々アップされる安部の顔が凄みと悲しみ、虚無をないまぜていて、とにかくすばらしい。

死んでいく人に食料や水は与える必要はないとする今井、人として水や食料を分け与えたい船員の俊介、数々の葛藤の末全員助け出されるのだが、取調べの段階で、今井は言う。

「なぜ、俺を助けた?」

「お前は、われわれが助かるために必要だったのだ」
「生き残るためには他を省みることなく、おのれのみを考える今井がそのとき必要だったのだ」

行き詰るような二人の最後の会話だ。

最後に今井は自分の名前を名乗り、俊介は立ち去る。

エンデイングは、BZの曲。

エンターテイメントとして最高にすばらしかった。


最後のナレーター・・・マラッカ海峡は無法地帯なのだが日本の船は巨額の積荷を積んで今も、これからも航行を続けるということだ。

サイト名 NHK 特集ドラマ 「生き残れ」



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