日々の思い

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ガン日記(中野孝次) 文芸春秋より
2006年06月16日(金)




つがい(多分)のアゲハチョウが庭で舞っていたのでチャンスを狙ったのだけどうまくいかなかった。
羽ばたいているのがわかる程度。


「ハラスのいた日々」の作者中野孝次さんが亡くなり、入院するまでの日記が発見された。
早速買ってきて読み、また、読み返した。(私は中野さんが好きだ。)

中野さんは最後まで作家だったのだなあと思う。

治療を拒み入院を拒んでいた中野さん、しかし奥様のことを考えたときに入院の道を選んだとあった。

後に残された本の間にはさんであったしおりに書かれた文字


「秀が、帰るときに4秒握手してくれた」


言葉にださなかったいろんな思いが思い切り凝縮された文字だった。



もう一度読み返そうと思っている






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