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![]() ゆうべのこと。遅い散歩に出ようとした矢先、家のカーテンが金色に包まれた。 あ、ゆうやけ・・履いていた靴を脱ぎカメラを取りに戻った。 夕焼けは、突然にやってきてレースのカーテンをばら色に染めていく。 急がなくちゃと、通りまで出ようとするがあっという間に色が変わってくる。 まだ、赤いうちにと途中でカメラのシャッターを切るが電柱が邪魔をして上手く撮ることができなかった。 結局は上の写真・・・夕焼けというよりは残照という感じかなあ ゆうべはこの写真の一番赤いあたり、花火大会があった。 新聞の書評に「バレンタイン」柴田元幸著 があった。 東大教授の初の小説集で短編からなっている。ある種のなさけなさとおかしさが尾を引く話(評者言) 最初の一篇が「バレンタイン」 路地を歩いていくと、小学生だった昔の自分に会ってしまう話だ。 そのとき僕は「参ったな」と、思う。 何回か出会う(僕が会いに行くのだが)うち小学生の彼は気がつき、悟る。 そして聞くのだ「ねえ、生きていくのってたいへん?」 書評を書いた樋口伸子さんも書いているが、もし私がそう聞かれたら、いったいなんと答えよう? チョコなんて絶対あげれないし、たぶん、たぶん、恥ずかしくなって逃げ出しちゃうだろうな・・・・ 最後の一篇は「ホワイトデー」だそうだ。 是非、読んでみたい本だ。
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