パラダイムチェンジ

2005年12月31日(土) 言葉の力

さて、引き続き言葉の力という事を考えながら、今年の自分を振り返って
みたいと思う。
言葉が他人に対し影響力を与えるのと同様に、その言葉を発した
自分自身にも影響を与える、と私も思う。

それは自分の今年を振り返ってみてもよくわかる。
今年の初め、私は今年の抱負として、「身体をつかう」という言葉をこの
日記
に書いた。

そして、まさに今年は、昨年に比べても身体をよくつかった年であったと
思うのである。

まず一つ目は、2月の沖縄をはじめとして、今年はよく旅行をしたり、
出かけた年だった。
4月には伊勢・鳥羽に行き、9月にはアメリカ旅行までしてきた。
また、それ以外にも鎌倉に行ったり、また様々なワークショップや講演会
にも行ってきたし。

もう一つ、身体を使うという意味で今年大きかったのは、フィットネス
クラブに通いだしたことかもしれない。
最初の頃は週に2、3回、最近は寒いせいもあるけど週に1回(爆)程度、
何とか身体を動かす習慣を維持してきた。

これは今年の初めでは、想像もしていなかったことなのだ。
ある時、あ、身体を動かしたい、と猛烈に思ったわけですね。
で、そのことを日記に書いて、その後三日坊主で終わったら格好悪い、と
思って、この日記には書いてこなかったんだけど、何とか今年いっぱいは
続けてこられたようだ。
来年はもう少し頻繁に通いたいと思っているけど。

それもこれも、今年の初めにただ漠然と、「今年は身体をつかう年にした
いなあ」と思い、日記に書いた結果のような気がする。
でも、それはただ心の中で思うだけだと弱い気がするんだよね。

自分の中で実現するか、達成するか分からないような事でも、例えば
手帳に書いたり、またこうして日記にアップしたりと、アウトプットする
事で、その言葉が力を持って、自分の無意識に働きかける、なんて事が、
実際に起こっているんじゃないかな、なんて思うのである。

言葉には、たましい、があるという言霊なんて言葉もあるけれど、それも
やっぱりアウトプットすることが大切なんじゃないかな、と思うのである。
そしてもう一つ、自分に言葉の魔力をかけたいと思うのであれば、自分が
その時、本気で思っていることを書いてみる、ということが大切なのかも
しれない。

そうすると、そのことを忘れてしまったとしても、その後、いつか振り
返って見た時に、あ、あの時あんな言葉を書いていたのか、と思い出すと
意外とその通りになっている事って、あったりするものなのだ。

自分も、時々、偶然自分の日記を読み返してみた時に、俺ってこんな事を
書いていたっけ?なんて思ったりもするけれど、その言葉がその時の自分
に役に立つ言葉だったりすることもあったりする。

だから今の私は、日記に書いたり、また自分の手帳に書く事がそのうち
実現する、ということを馬鹿にしていない、というか割と真剣に考えて
いたりするのである。

また例えば、今年意識してやっていたのは、例えばネガティブな言葉、
「自分ってダメだなあ」なんて独り言を言いたくなった時には、
「自分ってダメ・・・・・・じゃないよな」と語尾だけ変えてみる、という事で
ある。

そのことによって、直ちにポジティブな気持ちに変わる、なんて事はない
けれど、少なくともマイナスの気持ちは相殺されて、ゼロに近くなるよう
な気がする。
そのおかげで今年は、極端に落ち込む事は少なかったような気もするので
ある。
そして来年は、ネガティブな独り言がつい出てしまう機会自体が、
もっと少なく出来ればなあ、なんて思ってみたり。


という事をふまえて、私の来年の抱負をここに書いてみると、
来年は、「もっと身体と頭をつかう」にしたいと思う。
今年のいい流れというのを、中断することなく、もっと身体と頭を使う
機会をつくることで、自分の器が大きくなってほしいなあ、と思うし。

また、来年はもっと、「間の抜けた人間ではなく、間に合う人間になりた
い」な、と思う。
実際、それがどういうことなのか、を説明するのは、それが実現できたか
どうかも含めて、また来年の年末にでも。

あ、あと来年こそはもっと人に会いたい、と思っていますので、
私の知り合いの方々は、来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、よいお年をお迎え下さい。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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