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■ ココロ、コロコロ
久々の青空。今日はそんな突き抜けた青さにこころ躍っていたかった…
いろんな女性がそこを訪れた。みんな言われることは一つだった。
「もっと、自分がしていること、思っていることに対して『ああ、これはこれでいいんだ』と思ってあげられる人間になってください」
ある女性は、不安だった。日常を失い、それに戸惑う自分が… ある女性は、孤独だった。娘を亡くし、頼れる者を失くして… ある女性は、恐れていた。一見「ダメ」そうな自分をそうとしか捉えられずに… ある女性は、混乱していた。無責任な自分と、無秩序な日常に… ある女性は、健気だった。今までの遅れた時間を取り戻そうと…
僕たちは、僕たちに囲まれて今、生きている。そこにはあらゆる幸福とあらゆる障害が口を開けて待ち構えている。僕たちは、生きる。生きている以上、関わること全てを受け入れていくしかない。それから逃げたときの末路なぞ、たかが知れている。知っているからこそ、避けられぬ苦しみにもがくんだろう。そうして、人は成長していく。
馴染みのバーでワールドカップの話で盛り上がった。今度演るライヴの話をした。これが日常。日々変化し己を成長せしめる「人生」だ。今日飲んだ2杯のビール。美味かった。胃に染みわたったその瞬間、僕はバラードを聴きながら、幸せを感じていた…。それが一時のことでのことであったとしても…。
『いつからか あなたのこと忘れてしまいそう この次はいつだろう 歩きたいのに雨が降っている…』 (くるり『ハローグッバイ』より)
2002年05月20日(月)
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