 |
 |
■■■
■■
■ 変わりゆくものたち
こんなにも
この風景に見慣れてしまった。
そんな自分がいることに
ふと気付いた。
歩きからチャリへ、
チャリから原付へ。
移動手段を変えていくことで、
僕は視点を変えながら
同じ風景を見続け、
いつしか慣れてしまった。
あの建物も、
竹林も、
坂道も、
通りすぎる人も…
僕も町も
変わらないと思い続けた。
変わる自分に
目を背けていた。
僕はいつしか変わり、
町もいつしか眺める風景を変えていた。
ちょっとした変化にも
鈍感になっていた。
そんな鈍感な自分に
いささか腹を立てつつ、
変わりいくものに
寂しさを覚えた。
2004年01月26日(月)
|
|
 |