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■ クラムボンの歌から
『恋を煩う人と恋が煩わしかった人』
というフレーズから、
こんな文章が
モノレールの車中で生まれた。
「人は時として 生きることを煩わしく思い、 憂いを煩う。
何かに挫折したとき、 失恋したとき、 お腹が空いたとき…
そんなときに人は よく空を見上げるだろう。
下を向いていたら、 わずかに残る希望さえも 今にも 眼からこぼれ落ちそうな気がするから。
人々は 見上げたいと節に願っている。 見上げないと見えない世界があるから。
彼女はそんな気分に浸りながら、 大好きな飲むヨーグルトを 一口ずつ口に含んでは、 モノレールの窓から見える 冬のけだるい夕空を見つめていた。
僕にはそれが、 かすかな慟哭 に見えてならなかった。」
2004年01月27日(火)
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