2002年09月04日(水) |
マジメに視察しています |
今日から二日間、羽田空港対策特別委員会で、伊丹空港、関西国際空港の視察に出かけた。大田区議会では、常任委員会が2泊3日、特別委員会が1泊2日で年一回行政視察を実施する。視察先は、各委員会の調査事件(別に殺人事件の捜査ではない。調査項目を事件と呼ぶ)に合致した自治体を事務局で探してくる。3年間で、色々な都市を視察したが、一般論だが、大田区より規模の小さな自治体は、相手に気の毒である。対応するのは、相手の市議会事務局職員と、所管課長。社交辞令かもしれないが、枕詞に”すでに大田区さんでは実施されていると思いますが〜”と、なってしまう。そうすると、大田区より大きな自治体となると、政令指定都市(札幌や大阪など)ぐらいだが、昨年、大田区議会が訪問した都市にはいけないことになっている。昨年、北海道のある市を視察したところ、電車の立体交差に600億円もかけて、渋滞が解消した、と、誇らしげに説明された。どうみても、電車が頻繁に来るようなところではないので、1時間に何本電車が通るのか聞くと、2本とのこと。あ〜あ、1時間に、踏み切りが、50分も閉まっている京浜急行の立体交差には、なんの参考にもならんぞ。ちなみに、誰が予算を取ってきたのですか、の質問には、これまた、誇らしげに”鈴木先生です”。 さて、今回は、人口では大田区に及ばないが、航空機騒音では大先輩の豊中市に、うかがった。騒音訴訟が最高裁までおよび、結果として、国際線が関西国際空港に移った。地元自治体に交付される、航空機燃料譲与税も19億円と、大田区の7億を大幅に上回っている。今年度から、国と共同で、滑走路延長線上の土地を買収して、公園などの緩衝帯にするそうだ。そして、失礼ながら、いまどき珍しい、古い庁舎、議場には、ある意味、感銘した。
|