| 2002年10月02日(水) |
不渡りがなんだ!経営者講演会で講師を |
今朝は、朝6時からの経営者の勉強会で”不渡りがなんだ〜倒産からの復活”との題で、講演をした。以前より、公表をしている、私の会社の倒産激から今日にいたるまでの物理的、精神的状況を包み隠しなくお話し、結論として、幸せだから、朗らかなのか、朗らかだから幸せなのか、絶対に後者である、経営者は、どんな状況になっても、朗らかであるべきだ。と、締めくくった。終了後、つらいのはあなただけじゃない、○○さんも、あの▲▲さんも大変なんだから、と励ましを頂いたが、エッと思うような知り合いの会社が、そんなに大変だとは、ビックリしてしまった。役所の控え室にもどると、それを裏付けるような相談が2件。1件は、永年会社を経営していたが、倒産。個人も奥さんともども破産。役員であった、実母の住むところがないので、どうしたらいいか、というものだ。早速、生活保護をすすめ、地域行政センターに同行した。まだ、40代のこの社長さんと、70を超えたデあろうお母さんの、再起を願いながら、部屋に戻ると、またまた、経営者だ。飲食店を経営しているが、売上が5割も減り、やっていけない。借金もあるが、どうして廃業するのがよいか、との相談。自分の債務整理中の身には、人ごととは思えない相談である。債務の額がそれほどではないので、第三者への運営受託をして、再起をはかる方法をおすすめした。今日、相談にみえた、お二人に共通しているのは、顔が暗い、疲れていることだ。資金繰りに追われ、債務に悩み、疲れて、会社の未来を描けなくなる、最悪のパターンで、私自身も昨年末に同様の顔をしていたことだろう。”まず笑顔、しょぼくれた顔をしていても借金は減りませんよ”と、お別れした。頑張れ、明るく朗らかに、中小企業の社長さん!倒産しても命は取られない。不渡りを防ごうと、あやしいお金に手を出しちゃダメ!
|