いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年10月06日(日) ママさん議員が次回の出馬を断念

大田区議会には、8名の女性議員が在籍しているが。そのうち既婚者は、6名。5名のお子さんは、もう大きいが、一人だけ、子育て真っ最中のママさん議員がいる。昨年までは、無認可保育所にお子さんを預けていたので、議会が5時を過ぎると、お迎えの段取りが大変そうだった。質問などもよく勉強されている印象をうけ、決して目立たないけれど、有為な女性議員だと思っていた。ところが、先日の全議員の記念写真で、最前列の今期で辞める議員席で写真におさまったのでビックリしてしまった。まだ1期目で、これから本領を発揮されると思っていたのに誠に残念で、理由をおたづねしてみた。きっと、母、妻、議員の3足の草鞋が大変、という答えを想像していたら、もっと高潔な返事が帰ってきた。”自分が目指すテーマへのアプローチが議員という立場では難しい”というものだった。そして、曰く”政治は職業ではないから”名言である。刑務所にはいってもバッチに固執するタイプの人々には絶対理解できないだろう。だからこそ、辞めないでいただきたい。本当にそう思った。地方議員は、専業がいいいのか、別に仕事をもった方がいいのか、双方の立場を経験してみたが、まだ自分なりの答えは出ない。しかし、色々な立場の、そして、色々な経験のある人が集うべき、との思いは変わらない。次回の統一地方選挙にも、多くの社会人未経験の若者が挑戦する。サラリーマンの経験もない、給与を頂く大変さもわからずに政治の世界に飛び込んでくる、いささかの不安と不信を持つのは、オヤジの僻みだろうか。ママさん議員の、新たな挑戦に乾杯!


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